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グランディア2をクリアしました!



2/23頃クリア。
ラスボス前の最終セーブデータで28時間9分でしたので、そこからプラス1時間ちょっとと考えて29時間強くらいでクリアという感じです。

ちなみに初代グランディアの感想文はこちらです。

初代を超えたいという野心がうかがえる仕上がり

グランディア初代に勝るとも劣らないスケールで描く壮大な人間讃歌!
初代は扱っているテーマが分かりやすく冒険活劇として万人に受け入れられやすい内容でした。
一方のグランディア2は、序盤から光と闇、人々の心の弱さ、神々に頼り切った人々など世界のねじれや矛盾を描き、且つ主役として描かれるキャラクター達もそれぞれ心に幼さや傷、ある種の歪みを持ち、彼らがめいめいに冒険を通じて心を通わせてゆく様を見せつつ、世界の成り立ちと神々の真相を描くという、どちらかというとチャレンジングな、難しいお題に挑んでいると感じました。

そのため、正直言えば表現についていけないような場面がなかったわけではないです。
ただ、決して開発者の独りよがりな演出に終始していたわけではなく、プレイヤーに寄り添い、丁寧に、真っ向から人間讃歌を描きたいという開発者の意図は存分に汲み取れ、かつそれが総じて成功している、プレイヤーの心に残るものとなっていると思いましたねー。
メッセージ性は明確かつ強く打ち出されており、確かにこれはグランディアなのだと、グランディアを冠するに相応しい対策なのだと実感したもんでした。

個性際立つキャラクター

リュードやエレナ、ミレーニアなどの主役キャラの性格付けが、グランディア初代と異なるのはもちろんのこと、今風のキャラ付けともかなり差がある個性的な点も高ポイント。
特に序盤のリュードはグラナス教が多くの国で信仰されているこの世界において、これを信仰せず「金のために何でもするジオハウンド」というグラナス教徒からすると下賤な立場と言うこともあり、かなり割り切った性格で描かれていて尖ってました。
相手にどう思われようとかまわない、自分がいいと思ったこと、理があると思ったことを貫く。
ただそういった性格が旅を重ねる中で丸くなり、その一方でグラナス教からは一歩引いたフラットな立場であったことが物語の中で大きく影響していくのがつくりとしてうまかったです。

エレナはグラナス教にどっぷりつかった役割で、かなり浮世離れした性格。
同じRPGの巫女キャラだとブレイブリーデフォルトのアニエスが近しいと思うのですが、エレナの中にグラナス教からは邪教とされる闇の勢力ヴァルマーの一部「ヴァルマーの翼」たるミレーニアが宿ってしまうところから物語が大きく動いていくという作り。
このミレーニアが出てきて、リュード・エレナ・ミレーニア3人の構図が見えてきてから物語が分かりやすく面白くなり、どう転んでいくのか面白くなっていきましたねー。

世界各地で個別に復活したヴァルマーの各部位(翼、舌、目、牙など)がそれぞれ人間に乗り移り、ヴァルマー完全体になろうと他の部位を吸収すべく襲ってくるため、これをはねのけつつ「ヴァルマーの翼」ミレーニアが結果的に他の部位を吸収してゆくというのが物語の軸となる流れになるのですが、その当然の帰結としてミレーニアが全てのヴァルマーを吸収してしまった時、何が起こるのか想像に難くない。
プレイヤーは序盤から、このまま物語が進んでしまったらヴァルマーが目覚め、復活は遂げられ、その時世界は危機に瀕してしまうことを予見しながら、とはいえその身に降りかかる敵をはねのけないわけにもいかず、戦いに身を投じていくわけです。
否応なく戦いに巻き込まれてしまったリュードたちが、どう言う選択に巻き込まれていくのかドキドキしながらプレイしていたことを覚えています。

グランディアらしさもきっちり抑えて好印象

その一方でグランディアらしさも存分に残っていました!
グランディアといえば世界各地を巡る冒険譚だと思うのですが、グランディア2でもそういった要素が随所に表現されていて楽しませてくれました。
序盤で大地の裂け目グラナクリフや、グラナクリフを超える空飛ぶ船エールボートをムービーで見せてくれるあたり冒険感が高まって楽しくなりましたねー。
その後も海のグラナクリフを船で無理くりに超えるシーンがあったりだとか、宇宙にまでその冒険の枠を広げていくあたりだとか、グランディアとして評価された要素を残しつつ、発展させていこうという開発陣の意欲が感じられ好印象。
で、旅をしながら宿や野営のテントで各キャラクターが身の上を語り合ったりするのがまたいい!
行きずりの仲間が徐々に距離を近づけていく様子が実に微笑ましく、あーグランディアってこうだったなぁと!冒険の道中こそがグランディアだなぁと思わされました。

またグランディアらしさといえば忘れちゃいけない終盤での大崩壊ですよね!
いやーこれ、正直すっかり忘れて油断していたので相当にビビり倒しましたが、そういやグランディアでも終盤に黒幕に世界をとんでもないことにされて絶望の淵にぶち落とされてからの激熱な展開で気持ちを持っていかれたもんでした。
グランディア2でもその作法に従って世界ががっつりと危機に瀕してもうどうしようもねぇってな状態になってからの劇的な巻き返して世界を取り戻すという展開が用意されていて、分かってる~~~!って感じでしたねー。



さて、というわけでここからはグランディア初代でもやったように、印象に残った各イベントをそれぞれ列記していきたいと思います!
ここからちょっと長くなります。



初代にはない重さが光る「ヴァルマーの目」編

まず序盤で印象的だったのは「ヴァルマーの目」編。
いやもうなんつってもシナリオが重いのなんの。
村に住む「普通の人々」の愚かさ、単純に幸せを望む子供の純粋さゆえの残酷さ、そんな純粋な子を守ろうとする人づきあいが苦手な親、そしてそれらの歪みにたまたまハマったヴァルマーの復活と、偶然親子の家が地下深くに隠されたヴァルマーの神殿の直上にあったという位置関係。
少しの偶然から村世界にひずみが生まれ、そして静かに破滅する。
その破滅の予兆を感じ、全力で食い止めようと奔走するリュードらとは対照的な、「完全体への成就」という独自の目的を持つミレーニア。
決して全員が一枚岩の正義の味方集団ではなく、それぞれが各々の目的を持って旅をする仲間たち。

純粋に村人ら幸せを望んだがゆえにその渇望をヴァルマーに利用され、得た力でもって村を結果的に混乱に陥れてしまった少女アイラを止め、村人らを会心させることに成功したリュードら。
アイラにとりついた「ヴァルマーの目」はミレーニアに吸収されたが、アイラの精神はヴァルマーの目によって侵されてしまったがために喪失し、アイラは寝たきりの状態となってしまう。
村を完全に守ることはできず、また「ヴァルマーの翼」であるミレーニアはまた一歩、ヴァルマーの部位をその体に取り込むことに成功してしまいます。

このままミレーニアと旅を続けてよいのか、この道程はヴァルマーの復活を助長しているにすぎないのではないかという不安がプレイヤーの胸に去来する中、精神を失ったアイラを抱え、打ちひしがれる母親に対し、檄を飛ばすミレーニアに「人の心を思う」ことのできる変化を感じ、わずかな希望を持つことができました。

いやもうなんていうかこの一連のイベントを覆う陰鬱な雰囲気や、この村の出来事をハッピーエンドに持っていけるのかどうかという不安感や、アイラの「ヴァルマーの目」を見てしまった母親がアイラを化け物だと思わず口にしてしまってアイラを追い詰めてしまうシーンのもうどうしようもなさだとか、すべてにおいて重すぎるエピソードでした。
よくできてたと思いますねー。

ヴァルマーの角でのミレーニアの描かれ方がいい!

中盤の剣士の島で描かれた「ヴァルマーの角」編は序盤からの積み重ねも手伝ってシナリオ的にも大きなターニングポイントとして描かれ、力の入れようがハンパなかったです。
「ヴァルマーの角」であり、主人公リュードの兄でもあるメルフィスがヴァルマーの牙に飲み込まれた経緯が、リュード目線からの追憶や、これまでの旅で得たヴァルマーに対する知見から明らかとなり、それらが一体となって伏線化したリュードへのヴァルマーの角憑依。
ヴァルマーの角がとりついたことで昏睡状態になってしまったリュードを救うためのエレナ、ミレーニアの活躍がまた素晴らしかったです。

特にミレーニアの心の映りかわりがここで結実するあたり、とてもよかった!
ミレーニアからしたら昏睡状態のリュードから「ヴァルマーの角」を抽出して、取り込む、すなわちヴァルマー完全体に近づくという原初の彼女の欲求をかなえることが彼女の存在理由からしたらまっとうな行動なのですが、これまでの旅の積み重ね、リュードとミレーニアが心を通わせたことによるミレーニア自身の心の変化から、彼女自身が「ヴァルマーの角吸収」を選択肢に最初から入れていないんですよね。
その変化をミレーニア自身が戸惑いつつ受け入れる様子が美しかったです。

いやーホント、グランディアしてると思いました。
イベントの描き方がすごく丁寧。
RPGでこうしたキャラクターの心情の変化や成長を描くのってすごく難しいことだと思うんですよ。
まずもって「こいつはこういう行動するやつだ」ということをプレイヤーに理解してもらわないといけないし、そのうえで些細な発言や行動の変化から変化をプレイヤーに察してもらわないといけない。
この点、充分演出できていたと思いましたね。

ミレーニアとエレナの対比が美しい!

この作品、ヴァルマー側のミレーニアと、グラナス側のエレナの対比が本当に美しいんです。
ミレーニアは「ヴァルマーの翼」として生まれたという本能・欲求を根源としつつ、旅の中でリュードと心を通わせたことで生まれた変化に戸惑い、エレナは「グラナスの歌姫」として生まれ育つ中で体に染みついた教義と相反する体内に宿るミレーニアの存在と、そのミレーニアの力に頼らざるを得なくなっている自分自身の変化に戸惑う。
心境の変化から、自分が何者なのか、自分の欲求が誤っているのか格闘するミレーニアでしたが、性格的に奔放なこともあって「変化は実際に自分の心の中にあるもの」「仕方ないもの」として受け入れる素地はあった。

こうしたミレーニアに対し、教義に対し頑固なエレナは自分自身の心境の変化を、「ミレーニアを認めようとする自分」を感じていながらも、素直に受け止め、認めることができない。
そんな自分自身の心を塞ごうとするんですが、そのエレナの様子が実に悲しい結末を連想させる!
一方のミレーニアも、欲求のままにヴァルマーの部位を集め続けることの結末を予期し、「私には時間がない」と焦りつつ、その流れを止めることができない。
リュード!お前だけだ!なんとかできるのはお前だけなんだ!どうなっちまうんだ!
怪しすぎるグラナス正教をぶっ潰せばいいのか!?

終盤にかけて丁寧に描かれるミレーニアとエレナの対比と、想像される悲劇的な結末から、実にプレイ意欲をくすぐられましたねー。

グラナサーベルは月に飛べます!

グラナス教の司教ゼラが本性を現し、ヴァルマーの月に飛んでからの加速度的な展開は実に見事。
ただでさえ必修科目であるFF4の前例から月に飛んだらラストダンジョンだと思っているところへ押し寄せる展開に次ぐ展開の畳みかけにはもうマジで驚くしかなかったです。

ヴァルマーの月は「ヴァルマーの子宮」そのものであるというなんともいえないおぞましさの中、クライマックス感をヒタヒタと感じつつ中に入った先で待ち受ける、ミレーニアの消滅とマレッグの死というあんまりにもあんまりな仕打ち!
すげえっ!この怒涛の展開がグランディア!まさにグランディア!
もう月がラストダンジョンだと思い込んでたよ!

ミレーニアが完全体になる事を明確に拒み、リュードが幸せになる未来、すなわち自らが消失しエレナが生きる未来を選ぶという切なすぎる展開を経て、なおも放心状態のリュードを奮い立たせ、リュードらを「ヴァルマーの月」から大地に帰すためにアルマゲドン状態でひとり月に残り犠牲になるマレッグ!
必ず月で決着をつけると意気込んで、グラナサーベルの力を借りて意気揚々乗り込んできた行きとは打って変わって、途方もないような絶望感、喪失感とともに敗走した帰路!!!
さらにそこへ追い打ちをかけるように、グラナサーベルにくっついて飛来・来襲したヴァルマーの眷属どもが大地を、サイラム国を蹂躙するという容赦ない展開がプレイヤーを追い込む!
完膚なきまでに叩き潰され、瓦礫と化したサイラム国とプレイヤーをさらに追い込むのはヴァルマーの先鋒によって殺された「サイラムの人々」そのものだってんだから容赦ない!
死者となったサイラムの人々をヴァルマーが操り、生き残った街の人を襲う!
我が子を救わんと身代わりになった母親がアンデッドとなり、自らの子を襲う展開すらも用意してしまうあたり開発陣の本気というか狂気というかもうなんつーか鬼畜がすぎるというほかない!

うわあああああ来た来た来た来た!これがグランディアよ!この絶望感からがグランディアよ!
やってくれるぜグランディア2!!!
プレイヤーからしたら唯一の期待がリュードのうちに眠るヴァルマーの角を解放することで力を得ることなんですが、それはすなわちリュードのメルフィス化、ヴァルマーの角による精神汚染と鬼神化を指す!
リュードの怒りが募るほどにヴァルマーの角がリュードの精神を犯す未来が頭をよぎって仕方ない!
もうこれ以上の地獄を俺たちに見せるのはやめてくれ!!!

最終盤の人間賛歌がカタルシス高めで最高

そんな中からの王家墓所の奥でヴァルマーの真意を明かすシーンがよかったですねー。
ヴァルマーとは人々の心の中に必ずある「望み」を食いものとし、これを根源として助長、肥大化させる存在だと明かされるんですが、まぁ、正直何言ってんのかよくわからない。
とにかくリュードに埋め込まれたヴァルマーの角を覚醒させれば、リュードの意識のありようによっては善なるもの、グラナサーベルにもなりうるが、意識が破れればやはりメルフィスと同じように鬼神なりうると聞きあんまりのリスクの高さに逡巡する一行。
仲間との邂逅を丁寧に重ね、決意を胸に覚醒に挑むリュード!
どっこいあえなくヴァルマーに打ち勝てず飲み込まれるリュード!えっ、マジで!?

なんですが、ここから醜い甲虫のようなヴァルマー体になってもなお、わずかに残った意識に訴えるエレナの歌声を耳にし、意志を振り絞ってヴァルマーの誘惑を否定し、リュードが覚醒する流れが本当に美しい!

もうね、マジで人間讃歌を丁寧にやってるの!真正面から人間讃歌してる!
グラナスでもヴァルマーでもない、人なんだと!
グラナスに頼り続ける、グラナスに祈り続けるのも違う!
グラナスを信仰することが是だという、教義、古くからのしきたり、教え、そういう古い人間たちの想いではないんだと!

だからと言って本能、欲望のままに振る舞うのも違う!
本能を肥大化・暴走させて大きな力を得るヴァルマーもまた違うんだと!
人間が人間として人間らしく仲間と手を取り合って勝利することが!それが俺たちにできることなんだということですよ!

グラナス神の導きにすがり何もしない人間の愚かしさに絶望し、自らもまたヴァルマーによる世界の崩壊という恐怖から免れたいという一心から、自らヴァルマー化したゼラに対して言い放つリュードたちの言葉が実に心強く響く!
人とは互いに心をかよわせるものなんだと!人を信じられることこそが人の力そのものなんだと!だから人心を操る神々なんてもうなくっても人は強く生きてゆけるんだと!
えっ、てことはこれ、根っこの部分で女神転生だったってことですか!!!
とにかくもうここからの勢いが凄すぎて一気にヴァルマーの中に突っ込むシーンの高揚感が最高!

一方のゼラの哀れさ、愚かさの描き方もよくできてましたねー。
神になったと言い張りつつ、その振る舞いはかつて絶望した人間のエゴ丸出しな姿そのもの。
ゼラ自身が嫌悪していたはずの「人の醜さの象徴」となってしまっており、振り切った描き方がよかったです。

もう神話としか言いようがないエンディング

エンディングのまとめかたも秀逸でした。
ヴァルマーを打ち倒したリュード・エレナ・ミレーニアたちは、神々が否定された人間だけの世界で人々がどのように生きてゆくことができるか、思いを巡らせます。
そんな中、カオスの象徴たるミレーニアと、ロウの象徴たるエレナと、人間の象徴であるリュードが共に手を取り合って世界に帰る様が実に美しい。
これまで自分の考えに自信を持つことができなかったエレナに対し、ミレーニアが「もうどうすればいいのか、わかってんだろ?」と声をかけ、微笑み返すエレナから翼が生えた瞬間、もうこれは理屈じゃないんだなと、新たなる神話であり、創世記であり、古い神々から解放された人々の新たなる門出なんだとわからずにはいられませんでした。
すげーなこのゲーム。

最後にロアンがこれまでの街を巡り、復興を果たした人々の様子を見るのもナイス。
フィア、ミレーニア、エレナがそれぞれ人として、自由に、自身が素晴らしいと思える生き方を選びつつ、たとえその身は離れ離れになったとしてもあの冒険を、あの冒険を通して得られた絆、心のつながりを感じ、再会を信じて安心して今を生きていられる様子が素晴らしい。
あの戦いそのものは、あの戦いで信じた人々の心の強さは、あの戦いの後に信じた人々の行く末は間違っていなかったと心の底から思えるものでしたねー。
もう神々はいらないんだと!人は人と手を取り合って、自由に生きて行けるんだと!
リュードがグラナサーベルを大地に返すシーンで結ぶのがまさにその象徴なんだなぁ。
よかったー。

大きく見直された戦闘バランス

最後にグランディア2の戦闘について書きます!
グランディア初代のウィークポイントでもあった戦闘ですが、なかなかどうしてグランディア2はうまいことバランスがとられていて面白かったんですよ。
位置取りや敵の狙い、行動順を意識して、2回ヒットの攻撃と、敵の行動順を遅らせる1回ヒットの攻撃、時間のかかる特技を使い分け、敵の攻撃が集中していたり、敵が今まさに狙っていたりしていた場合には防御を行う。
この防御によって技で消費されるSPが回復するため、防御に旨みがかなり出てくる。
この辺りを駆け引きしながら、戦況を多角的に判断しながら選択を繰り返す乱戦がかなり面白い!
特に序盤は戦闘の局面がクルクル変わり、考慮すべき要素が多いのが飽きなかったですねー。

また序盤からキャラのカスタマイズ性がとても強く、色々と戦略に幅を持たせられるのがよかった!
各キャラに対して盾役、物理アタッカー、魔法アタッカー、回復役などの役割をどのように割り当て、どのようにキャラ性能をとがらせるかを考え、戦闘での立ち振る舞いを考えながら準備、実戦するのが楽しかったです。

あと、ラスボス直前になってこれまでの4人パーティから、今までなかった組み合わせであるリュード、ミレーニア、エレナの組み合わせになるのにはマジで驚きました。
いや、これ自体はシナリオ上ごく自然で必然性もあり受け入れられるものなんですが、戦闘的なスパイスをこの段階で入れてくるのかと!
3人パーティでどのように役割を分担し、対応するかとゲーム側に試されていると感じましたねー。
そのかいあってラスボス手前のヴァルマー三連戦もダレることなく素直に戦闘を楽しめました。
戦闘曲がいちいちカッコいいこともあって戦闘はマジでよかった。
唯一気になったのは魔法や技の演出が長くてカットできないあたりですが、これは時代の流れでやむを得ない所かもしれませんね。




Switchで発売されたグランディアHDコレクションそのものは初代グランディア目当てで購入したものだったので、正直グランディア2は寝かせてた感があったのですが、クリア時間が30時間程度と聞いてこのタイミングでプレイしました。
実際プレイしてよかったですねー。
どうしてもゲーム全体を漂う分かりやすさや取っつきやすさ、世界名作劇場的な少年活劇感が全面的に出ていた初代と比べると、年齢層がグッと上がった感が否めない作品ではありましたが、内容はなかなかどうして真正面から人間賛歌を描いた素晴らしいモノでした。
もし、グランディアHDコレクションを買ったけど2は未プレイという方がいるんでしたら、プレイしておくことを強くおススメしますよ!

次はオクトパストラベラー2をプレイします!

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