Amazon.co.jp ウィジェット TAT ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン をクリアしました! 忍者ブログ
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン をクリアしました!



11/14頃クリア。クリアデータのプレイ時間は51:33。
難易度はオリジナルで、戦闘総数810回、敵勢力レベルは16。
マスターレベルは高いほうから格闘Lv.48、弓Lv.46、大剣Lv.42、光属性Lv.41という感じ。

いやーーー、面白かった!めっちゃのめりこみました。夢中になってやった。
止め時が見つからないストレスフリーな作りこみと何戦やっても面白い戦闘。
サガ感あふれる唐突なイベントと、それをすべてジョルトカウンターで粉砕する最終皇帝!
セキシュウサイもヴィクトールの亡霊もタイマン挑んでくる連中はみんな片っ端からジョルトカウンターでがっちりお相手するぜ!
唯一無二のプレイ体験を約束するサガは、本作でもその本領をいかんなく発揮してくれました。

新鮮な気持ちでイベント回収できてマジで楽しい

以前バーチャルコンソールでSFC版を初プレイしたときにも記事を書きましたが、もーあんときのロマサガ2は初心者極まるプレイングで右や左はおろか前後すらも不覚という、今から考えれば「よくそれで最後までクリアできたな」というプレイングをかましてました。
どこにいるのかわからんシティシーフには出会うこともなくすべてのイベントをまるっと放置して、誘惑に負けてゼラチナスマターをやっつけてしまったが故に格闘家のメンツをぶっ潰し、カンバーランドは途中でアバロンに帰ったばかりに崩壊させて、武装商船団とは同盟しちゃったもんだから仲間にならないという逆張りの連鎖でプレイしてたもんだから見るイベント見るイベントどれもマジで新鮮!
えーっ、ロマサガ2ってこんなイベントもあったのお!なんて言いながらプレイしてる令和の夜!
よっぽど前回のプレイで全然イベント回収できてないと見える!

行き方が全然わからなかった南方のルドンにもすぐ行く!すぐに宝石鉱山を開放する!
めっちゃスムーズ!クラスがどんどん増えてめっちゃ楽しい!
よく考えりゃサイゴ族やらハンターやらノーマッドも初めて見る面々で、リメイクですっげープレイしやすくなってるし、クラスをしっかり漏れなく回収できるようになっててマジでプレイしやすい!
もちろんコッペリアなんて仲間にできずじまいだったからしっかり今回は皇帝に就任させて「これが人形皇帝かあ~!」なんて感心する始末。

前回はマジでルドンの行き方がわからなかったので、いきなりジャングルに突入して水龍にボコボコにされて途方に暮れてましたが、今回は順当にカンバーランド開放後はルドン経由でナゼール海峡に行くなどという余裕のあるプレイングを見せる俺!
今なら原作のロマサガ2もしっかり漏らさず余さず楽しみ尽くせる気がするよ!

一方で前回のはちゃめちゃなプレイ経験もあればあれでよかったなぁと思ったりもしました。
この行き届いたストレスフリーなリメイクでは、あんな無茶な冒険はできなかったなぁ。
何をしたらどうなるのかもわからず、強い敵に右往左往しながら、なんとか帝国を勃興する道を探る初心者皇帝のおっかなびっくり旅はそれはそれで面白かったし、その試行錯誤した体験がものすごく印象に残って、だからこそ「あーロマサガ2面白かった!」ってなるんだろうなぁと思う。
このリメイクだと、プレイ時はものすごく面白いんですが、初めてロマサガ2に触れた人たちがそういう右往左往やサガでしか得られないような理不尽さも垣間見えるプレイ体験を得られるんだろうかという、いらん心配までしてしまう老害プレイ。
それくらいよくできてたともいえるし、やっぱ原作はそれはそれでよかったよねという、まーいわゆる懐古厨の戯言ってことだ!

ビビるほどハチャメチャに強いボス

先述の通り難易度はオリジナルで挑みました。
さて敵の強さはいかほどかと思いましたが、いやーなかなかどうして結構骨太で楽しませてくれる!
ジェラールで再選するクジンシーからしてしっかりやられてリセットして再戦したよ!

なかでも強かったのが序盤で挑んだダンターグ!
さすがシンプルに強いダンターグ、マジで強くて5回くらいリセットして挑んだよ!
七英雄としてはクジンシーに次いで2体目に挑む形になったんですが、なんつっても「超ぶちかまし」をどう避けたらいいのか悩んでマジに苦戦。
超ぶちかましを仕掛けてくる膝の存在に気づいて、あわわわってなってるうちに超ぶちかましをくらって一撃でパーティ全壊したのが1戦目。
こーなりゃ最初っから膝に攻撃を集中させりゃいいんじゃい!とばかりに膝に攻撃を集中させるも意外と膝の体力がでかくてなかなか膝が壊れねえ!なんだこの頑丈な膝!さすがありとあらゆる膝つよモンスターを吸収してるダンターグさんだけあって膝がお丈夫!結局膝をぶっ壊すこともできずに超ぶちかましを食らって同様にパーティは一撃で全壊。
その後もあーだこーだと戦略を練り直し、結局行きついたのが「膝は丈夫すぎるから無視して超ぶちかましを食らう前にダンターグ本体をぶっ倒す」作戦!
もうとにかく回復もなんもかんも無視して最大火力で攻撃をぶち込みまくって相手が攻撃するより早く相手を殺せば勝ちだーーーってな戦法でなんとかダンターグを撃破!
マジであと1手!あと1手の差で相手の体力を削り切れてほんとによかった!
すげービクトリーロード感あってめっちゃ面白かったです。

次いで強かったのが意外にもロックブーケ。
いやもうロックブーケなんて女性パーティで挑めばテンプテーション効かないってのは既プレイ勢の俺からしたらあたり前なわけで、戦う前から「こりゃ勝ったな」と消化試合感満載で挑んだんですがどーしてこれが強い強い!なんじゃあテンプテーション2って!聞いてねーぞ!
パーティの連中があっちからこっちからバッタバッタと倒れていって、なんとか戦線を維持しつつ連携攻撃をぶち込んで勝利!初戦で勝てたのはマジでラッキーでした。
いやー、七英雄がちゃんと強くってマジでいいなと思います。

リアルクイーンも強かったですねー!
ガンガン孵化してくターム君を先にやっつけにゃらなんのかと気を取られているうちに1人また1人と魅了され石化され、どんどん倒れていく仲間たち!
うおおおおっ、これどうすりゃいいんだ!…はっ、そうか!おいまてやめろ!これは罠だ!ダンターグの膝と同じだ!タームは無視してクイーンを狙うんだ!タームはダンターグの膝だ!
というわけで孵化して攻撃してくるタームは無視してとにかくリアルクイーンに最大
ダメージを集中させてボコボコにするぞ大作戦を決行!
戦術を練り直して何とか撃破!詰んだかと思うようなギリギリ感がいいですねー。

最後にもうほんととんでもなく強かったのがラスボスの七英雄本体!
もうマジで引くほど強かった!
明日にゃもうドラクエ3が発売されるから今日今この瞬間にプレイしきゃならんと不退転の覚悟で臨んだ七英雄戦でしたが、もうマジで強くて再戦に次ぐ再戦を繰り返すものの深夜に2時間戦って勝てずに途方に暮れる俺!これじゃいつまでたってもドラクエ3できねーじゃねーか!(伏線)
当然無策で2時間粘ってたわけじゃなく、パーティのアビリティを見直したり装備を見直したり技から見切りからいろいろと見直して挑みに挑んだんですがもうマジでなんじゃあの7連携からの猛攻が強すぎて戦線を維持できない!
夢に見るほど攻略法を思案し、陣形、装備、アビリティを見直して再戦!
おなじみ龍陣フォームで、光の壁やらレストレーションをたやさず投与しまくって必要とあらばクイックタイムもぶっかけるんですがそれでもやっぱり連携に次ぐ連携を七英雄大先生が出してくるもんだからパーティメンバーが倒れるもうダメだーってなときにどうにかこうにか連携ゲージがたまってこの一発で倒せなきゃもうダメじゃいってな背水の陣で繰り出した最終皇帝の千手観音から続くギャラクシィ&ギャラクシィで撃破!!!
もうマジで最後の最後の連携を選択するときにはコントローラを握る手が痺れるほど緊張しました。
めっちゃよかった!!!

七英雄に傾倒した描写との対比で際立つ皇帝側の薄さ

最後に、このゲーム全体の構成や見せ方について触れさせてください。
七英雄の描写と、アバロン、すなわち皇帝側の見せ方にちょっとアンバランスさがあったんじゃないかと思ってます。
分かりやすく言うと七英雄側の描写が細かいわりに最後の最後で七英雄に救いがないし、皇帝側の描写はレオン→ヴィクトール→ジェラールこそものすごく綿密なんですが、その後はあいかわらずのサガで最終皇帝もそこまで濃くないので、あんまり皇帝側に立って感情移入することができなかったんですよねー。

今作、七英雄の過去の描写がものすごく充実してるので、七英雄たちに同情すべき点が大いにあるなぁと、七英雄たちに救いがあるといいなぁと、僕なんてのは思ってしまうわけですよ。
彼らは転移後にモンスターとの同化を繰り返し、その結果、かつての自我は崩壊してしまっていて、その意味ではすでに手遅れ感がある。
それはわかる!アバロンの地で彼らがやってることって大半がめちゃくちゃですからね。
ただ過去を振り返ってみればそもそも本来、彼らは傾国の危機をその身を挺して救った勇者そのものだったわけで、それは揺るがないんですよ。
誰もその身を危機に晒すことなど望んでいなかった古代人のメンタリティにおいて、彼らの存在がどれだけ稀有で、どれだけ心強かったことか!

その七英雄の過去にフォーカスを当てた今回のリメイクにおける結末で、七英雄に対する救いがほぼ描かれないのは、やっぱり違和感を、物足りなさを感じるんですよね。
オアイーブによる弔いや、サグザーが光の元に出てきたことから示される「戦いは終わった」感から、この悲しい一件は彼ら当事者の中では結末を経たのだと読み取れます。
ですが、やっぱり七英雄彼ら自身に対する救いがもう少し欲しかった!

ただ、このゲームのプレイ本筋から行くとこれは本末転倒な意見だと思います。
やっぱりこのゲームは帝国と帝王が主人公なんですよ。
現世を生きる人々が、力を合わせて強大な七英雄に挑んで世界に平和を取り戻し、かつての古代人らの罪である七英雄の存在そのものが引き起こす世界の危機をギリギリで平定するのが物語の主軸であるはず。
七英雄にフォーカスを当てすぎたことで、本来プレイヤーが感情移入すべき帝国への愛着・思い入れ、かつてのレオンやジェラールが「なんとかして帝国に平和を取り戻したい」と強く願って継承法を取り入れたあの時の意思や覚悟が、徐々にプレイヤーからは薄れた感があるんですよね。
そりゃ設定からしたら継続法を使っている皇帝らは脈々と続く先代らの無念や願いをともにしていて、常に強い意志を持っていたのかもしれませんが、プレイヤーにはちょっとそれが届かなかったなぁという。
こうしたアンバランスさが、ゲームプレイ終了後のスッキリしたカタルシスを削いでいる感は、正直ありました。煮え切らないというか。

そして伝説へ…

とはいえゲームとしてはすんごく面白く、単純によくできていることは疑いようがなく面白かったです!
世界には平和がもたらされた!
皇帝は七英雄の最期を見届ける義務を感じ、身を危機にさらして見届けた!
それは倒すべき敵であり、悲しむべき過去をもった七英雄を、その血の盟約という憎しみの呪縛から解き放った行為とも言える。帝国万歳なのだ!

そして、そう、七英雄への救いがないのであれば、俺がその救いを見出せばいい!
バレンヌ帝国1000年を超す血の連鎖の終着点である最終皇帝によって葬られた七英雄だったが、彼らの魂は未だ滅びてはいなかったのだ!
彼らにはもはやバレンヌ帝国や古代人に対する憎しみはなく、ただの個としての生命が残されたのみ。
それは解放という名にふさわしい祝福!
数千の時を苦しみ抜き、憎しみに囚われ続けた彼らに神が与えた、祝福だったと言える!

彼らの魂は光の呼び声に引かれ、どこまでも続く闇と煌めきを経て、新たなる大地に降り立つ!



七英雄ノエルの魂は勇者の肉体に宿り、ルビスのしもべの呼び声とともに潜在していた七英雄としての記憶が覚醒。ノエル16歳の朝、再び物語は動き出すのであった!
かつての七英雄が、いま再びアリアハンに集い、旅に出るのだ!(伏線回収)



かつて国を救い、国に裏切られた彼らが、いま再び同じ道を辿れるだろうか?
だが、彼ら自身の本来の精神が、世界の危機を見逃すこともできるのだろうか?
逡巡するノエルに、毅然とした態度で「次はうまくやるさ」と声をかけるワグナス!
そしてこの旅立ちこそが彼らが本来得るべきであった賞賛、救いにへと繋がるんですよ!


もうちょいましなスクリーンショットを撮っておけばよかった




ということでめちゃめちゃ面白かったロマサガ2ですが、あまりにも面白かったが故に七英雄のオチに納得がいかなかったので、そのあたりはドラクエ3に転嫁させることで解消を図ることにいたします!
ロマサガ2、めちゃめちゃ面白いので皆さんぜひプレイしてみてくださいね。

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