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百英雄伝をクリアしました!



6/7頃クリア。主人公ノアの最終レベルは62。クリア時間は70時間28分と大作と言っていいボリューム感でした。いやー面白かった!

Switch版をプレイしたんですが、もうなんつーかロードの長さとかエラー発生による強制終了とかその辺は言わないでおこうや!
そんなことを言うよりさあ!まずもってこのゲームがしっかりと勘所をガツッとおさえたクォリティできちんと発売されたことをマジに喜ぶし、マジでホントこれって奇跡なんじゃねーかと思うんだわ俺は!
だって考えてもみてくださいよ、「クラウドファウンディング」で、「伝説のクリエイターたち」が、「あのゲームの精神的続編」を作るって言われてみた日にゃあ、そりゃもうマジで地雷要素のバーゲンセールかと思ってたし思っちゃっても仕方ねーしこれ読んでる人もそう思うんじゃねーかと思うんですが、いやいやいやいやちげーんだわ!
そう思っちゃってた過去の自分をマジで恥じ入るよ俺は!
こんなゲームを提供されちゃった日にゃあ恥をさらして詫びいるしかねーわ!
これからは応援したいクラウドファウンディングがあったら、きっちり耳そろえてガツっと応援しないと損だなと思った!素直な気持ちで人をまた信じたいと思った!
斜に構えてわかった風な口をきいて「やれやれ」とか言いがちなこの考えをスパッと真正面から改めないとならんなと思った!
それくらいマジでいいゲームだったし、クラウドファウンディング感が変わった!もうまずもってそれに感謝したくなるほどに俺はこのゲームが「よかった」と思った!


というわけでこのゲームやっててマジでいいなと思ったシーンをガンガン書いていきます!
もちろんネタバレありだ!



出鼻のルーン遺跡から最高!

もう初任務からすっげえよかった!
北の森で発掘されたルーン遺跡の調査で、不意の落盤からダブル主人公のノアとセイが仲間と離れて閉じ込められ、救出を待つ間、互いに身の上を独白するシーンが超いい!
身の上を少しだけ明かして、大いなる背景、すなわち帝国における自身の出自と課せられた役割を持ったセイが、ただの辺境の青年でしかないノアを諭す。
互いにきな臭い事情がくすぶる諸国連合と帝国、互いの組織の壁がこの若き2人の友情を引き裂く!この予感がビシバシに漂う不穏さがすげーいい!

そのあとの戦闘イベントのチュートリアルもマジで最高!
一連のチュートリアルでは「かばう」「英雄コンボ」という二つのシステムをユーザに教えてくれるんですが、このチュートリアルを通してノアとセイの関係性が変化していく様子をしっかり描いてくれてるのがもうマジでチュートリアルの概念を覆す良さ!
「かばう」ことで2人の距離が近づき、「英雄コンボ」の連携技でもって二人の協力関係が生まれる!
2人の初連携後にノアが「俺はセイを信じるだけで良かったからな、簡単さ」「信じるだけでいいから、簡単…!?」とか、お互いの「信じる」に対する重さの差が垣間見られるのとか、この後に続く悲劇や考え方の変遷が予感できてすげーいい!!!
「幻想水滸伝が好きなお前らはこういうのが好きなんだろ!こういうゲームがやりたかったんだろ!!!」ってわかってる人の作ってるゲームだってすげー伝わる!
この予感を、のちに来る悲劇を楽しみたい!

細かい要素もいろいろと行き届いてる!

ボス戦がきっちり強いのもとてもよかったですねー。
廃坑のコゲン将軍戦がまずきっちりボス戦してくれてたのがすっごくよかったです。安心しました。
敵の必殺技が強いわ敵の体力が多いわで回復が間に合わなくってバタバタと対応したり、レバーを操作して石を落とす位置を変更するギミックが唐突に出てきて対応に迫られたり、アイテムを惜しみなくガンガン投入して体制を整えながら戦ったり、すごく緊迫感があってよかった!
こういうのがいいのよ!よくできてる!

ハイシャーン編後にセイが仲間になって、さらにノア編とセイ編を選ばせるくだりもその選択肢が出てきただけですげー盛り上がりました。
だってやっぱいっぱいキャラを使いたいじゃあないですか!
いろんなキャラ使って、いろんな物語を味わって、それがこうグワーッと集約していくのが仲間がわんさかでてくる群像劇のだいご味じゃあないですか!
言ったらまあFF6のティナルート/ロックルート/マッシュルートってことなんですが、やっぱそういうのが好きなわけですよ俺なんて人は!

もちろん百英雄伝ライジングのキャラが出てきたときには嬉しかったですねー!
イーシャが出てこりゃ小躍りして喜ぶし、イーシャからスタンプカードをもらえりゃまた喜ぶ!
イーシャからあっちに行けこっちに行けと指示をされりゃあスタンプほしさに駆けずり回り、手のひらの上で転がされながらスタンプをもらいまくる!
いやあ、イーシャさん相変わらずでマジでほほえましい!
ニューネヴァーの宣伝も兼ねるその剛腕ぶり、なによりでございます!

ベーゴマバトル周りのイベントの筆の乗りっぷりがすごい!

ベーゴマバトルもよかった!
ミニゲームとしてのベーゴマバトルは正直あんまりのめりこめなかったんですが、ベーゴマ編全体に漂うコロコロコミック的熱血展開がマジで最高。
主人公ノアのノリの良さに笑わずにいはいられませんでした。
謎に最初のイベントで「相棒」となる「炎のベーゴマ」「水のベーゴマ」「風のベーゴマ」を選ばせたり(どれも弱い)、ノア君がこれにノリノリで「俺はこの炎のベーゴマを選ぶぜ!」「俺のベーゴマたち……そう、ベーゴマヒーローズだ!!」とか仲間を全部置いてきぼりにして言い放ったり、その後も 「見てくれ、俺の心の在りようを!」とかよくわからねえことを言ったり(心の在りようがベーゴマの回転に現れると信じている)、「勝負はベーゴマを回してみるまでわからないさ。俺は俺と、俺のベーゴマヒーローズを信じている!」とか一緒に戦っている仲間をさておいてベーゴマを信じ始めたりと度肝を抜くハイテンションぶり。
最終的には四天王を倒し、世界中のベーゴマを破壊して回っているクラッシュとかいう大ボスに挑むという激熱な展開!

「みんなの思いも乗せて……俺と俺のベーゴマヒーローズは回っているんだから!」

ゲームが変わっちまった!一体俺は何のゲームをやっているんだ!!!
開発陣の筆が乗りまくっていて、百英雄伝を通して一番笑ったイベントでした。

このイベント群だけでも見てください!



ノールスター会戦の容赦なしっぷりがすばらしい!

でもやっぱ幻想水滸伝といえば「戦争」ですよね。
きっちり戦争・謀略を描いてくれた幻想水滸伝2が私は好きだ!
そこへきて百英雄伝、きっちりこなしてくるあたりがニーズを理解してる!
ノールスター会戦でのキーナーンの裏切りは幻想水滸伝2を思わせる展開で非常によかった!
相手が張り巡らせた策が、プレイヤーにとってきっちり策として機能してるあたりシナリオの重さを感じる!
やっぱ帝国はこっちの二手三手上回ってくる狡猾さがないと物足りないですよね。

ただ単に策をめぐらせるだけじゃなくて、アンデッド軍団が攻めてくるファンタジーごった煮感がとってもよかったです。
こういうのって百英雄伝みたいな自由な世界観のゲームじゃないとできない芸当で、様々な種族、様々なファンタジー要素をごちゃっと混ぜたうえで不思議と調和がとれていて心地いいのがすごくいいんですよねー。

で、相手が畳みかける策によって危機を煽る展開も素晴らしかった!
さらにそこを切り抜けるプレイヤー側の軍師によるギリギリの策!
これこそが幻水の思想を継ぐもの!これを見たかったんですよ俺たちは!
襲い来る帝国軍から街の人々を逃すために戦う中で、自然と街の人たちに「英雄」と認識されていくのがいやもうマジでここに百英雄の伝説が極まっていくんだなと感じずにはいられなかった!

最終的にトゥーノーズで追い詰められる展開から、海を越えてシャークマンが救いに来るところまで全部含めてこの一連の展開はマジで神がかってましたね。
涙出るくらい笑ったし、よかったと思った。マジでこのゲームやってよかった!
そんでもって敗走からの苦境からの決意!見事な展開!見事なテーマ曲!奮い立たずにゃいられない!そんでもってBGMの変わる城!すげー!行き届いてる!最高!

エンディングへと向かう流れは見事の一言!

仕組み上のラスボス、すなわち既定の戦闘システムを使って戦うラスボスであるアンシェントドラゴンとの戦闘はそこそこのバランスでおさめ、シナリオ演出上のラストバトルを一騎討ち3連戦で割り切って盛り上げまくる決断はあっぱれと言う他なし!マジでよかったです。
1人残されたラスボスと、セイ・メリサを筆頭とした仲間たちの力で戦うノアの差がマジでよかった!

その上でオルドリックを打ち倒した後にテーマ曲とエンドテロップが流れる中、崩れゆく城から脱出する様を描くのはマジで発明!
言ってみたらFF6の瓦礫の塔脱出シーンなんですが、そこをさらに多数の仲間たちの奮闘で描くスケール感が百英雄伝!
マジで描かれなかった仲間たちも含めてみんなの力で帝国との戦争に勝ち切った感があって俺はもう泣きそうだった!
仲間たちのその後もきっちり描き切ってくれてしっかりやることやってるエンディングでもうまじこれ見せてくれたら100点満点というほかないですよ!


仲間をどんどん集めて旅に出るのが楽しい!

最後にこのゲームの肝である仲間集めについて書いときます!

いろんなところをウロウロ歩き回って仲間をガンガン集めていくのがすっげえ楽しいし、推奨レベル以下の仲間がパーティにいてもそういうキャラのレベルがすいすいあがるバランス設計もめっちゃ親切。
いろんな仲間を片っ端から使いたくなるし、気に入った仲間が後で火力不足になるようなこともなく、長いこと使い続けやすくなっててマジでよかった!

まぁその一方でキャラによっては装備できるルーンの幅が明らかに少なかったり、逆にめちゃめちゃ優遇されてたりでその辺はもう少しカスタマイズ性があってもよかったかなーとは思ったのが正直なところ。

あ、でもキャラごとに「防御」コマンドが違うのは面白かったですねー。
「かわす」とか「ためる」とか「防御」とか。キャラによっては「挑発+かわす」とか!
こう言う防御コマンドでの個性づけもあるんだなぁと驚きました。

パーティメンバーのくみあわせで発生するコンボは威力がイマイチで使いづらかったのが正直なところ。
もっとたくさん用意して、使いやすくして、威力も強めてくれたらよかったなぁ、と。
お気に入りキャラのユースケやレイナさんのコンボが1パターンしかなく、ぶっちゃけたところ全く使い所がないのは残念というほかなかった!
こういう主役級じゃないキャラにももっと焦点を当てるようなカスタマイズ性があるとさらに良かったと思いますねー。





いやー、わかっていただけましたか!
惜しいところ、粗削りなところ、行き届いてなかったところ、正直ありました!あったんですが、それを補って余りある良さが、素晴らしさがあるゲームだったと俺は思う!
このゲームがしっかり世に出てたくさんの人にプレイされたことを俺は喜びたいし、支援したい!
そりゃあ俺はクラウドファンディングを冷ややかな目で見てたよ!
でもゲーム買って、最後までプレイして、面白かったって思ったってことを声高にここで叫ぶことが僅かでも支援になればと思うじゃんよ!
多分開発陣には続編の構想なんかもあると思うんだ!
だってそんな感じでまだ明かされてない要素とかあるし!
でもなんか予定されてたDLCがしっかりスケジュール通りリリースされてないとかちょっと不穏な感じで俺は不安に思ってんだ!
がんばれ!ちゃんと面白かったんだから自信もってどんどん作ってくれ!俺は期待してるぞ!!!

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