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イースX -NORDICS- クリアしました!


10/27頃クリア。
クリア時のアドルのレベルはLV.86、クリア時間は46時間00分でした。
サブクエストや船の強化要素に関しちゃトロフィーゲットしているので、かなりしっかりやった方なのではないかと思います。

面白いんだ!面白いんだけどよぉ…ッ!

そのうえで言う!言わせてもらう!
このゲーム、すげえ面白い!すげえ面白いんだ!
アクションの快適さ、スピード感は折り紙付き。
戦闘のバランスもホントによくとれていて、ボスがきっちり手ごわく、しっかり苦戦する調整でありながら理不尽さがなくきちんと初見で倒していけるのがマジでゲーム体験としてナイス。
それでいて戦闘中に要所要所で入るカットインイベントがホントに熱く、戦闘を邪魔することなく派手目な演出がシナリオを、気分を、没入感を盛り上げてくれるんです!

キャラクターも一人一人の個性が際立っていて、かつ誰もが愛らしい。
特にヒロインのカージャは表情から立ち振る舞いまで非常に可愛らしく描かれていたと思いますねー。
今回のイースの絵作り、キャラ描写すげーいいなと思いましたもん。

船を使ってこの世界を隅から隅まで見て回るという旅してる感の演出もすばらしかったです。
実際隅から隅まで見て回った!飽きることなく見尽くした!
船の操作感が悪いというコメントもあるようですが、PS1やDSのレトロゲーを未だにたしなんでいる私からすれば何のストレスもなく素晴らしい操作感で何の不満もなかった!

そう、要はすげー面白いんだ!シナリオの引きもよくって序盤中盤とすげー楽しんだんだ!
なんだけど…、そう、そうなんだけど…!!!

小さくまとまってんじゃないよ!

おい、ファルコム!なんでそう小さくまとまっちまったんだ!!!
そうじゃねーだろう!イースってのはそういうこっちゃねえだろう!
そりゃあ俺はイース8から入ったにわかファンかもしれねえよ!
イース8でそのシナリオの容赦なさ、スケールのデカさ、そしてハッピーエンドの爽快さに触れて、こんなゲームが世にあるんだとマジでビビり、ファルコムってのはすげえなと思ったんだよ!
イース9のシナリオでも同じように容赦なさとスケールのデカさと爽快感が味わえたもんだからファルコムのすごさを再度認識してさぁ、俺の期待はここで信頼に変わったわけよ!
東京ザナドゥとか、那由多の軌跡もそうよ!
ファルコムってのは信頼に足るメーカなんだと、俺たちのことを分かってくれてると確信したのよ!
そこへきてイースXよ!なんで小さくまとまっちゃってんだよ!もっとデカくいけよ!!!

このゲーム、クリアしてすげー悩んだよ!頭抱えた!
俺はこのゲームをどう解釈したらいいのか、どう受け止めて、消化したらいいのか分からんかった!
俺の受け止め方がうがってるのかもしれねえし、勝手な期待をしてただけなのかもしれん!
でもやっぱり自分の気持ちには嘘はつけないですよ!
やっぱ俺は、勝手かもしれないけどイースXに期待して、その期待とは違う展開・落としどころだったってことに、ガッカリして、モヤモヤしてんだなぁ。


そのあたり、私の感情の揺れ動きを順を追って説明します!
マジですげー感情を振り回されたんだ!




導入部は過去一よくできていた!

序盤の展開はイース8, 9からしても非常によくできていた!
1章でカルナックの街並みや人々を丁寧に紹介してからの急展開と、2章での船旅のチュートリアルがよくできていて、このゲームの成り立ちや遊び方がしっかりと身に付きました。
ようやく3章になってバルタ水軍の遊撃兵として船の仲間を集めつつ進む、というこのゲームの軸になる部分がスタートするんですが、ここに至るまでの道のりがもうホント飽きさせることない抜群の引きの連続でとってもよかったです。
それでいて3章での解放感、自由度の高さたるやものすごかった!
これから始まる大冒険、出会い、戦いに本当に胸躍らせたものだ!

中盤もダレることなく期待感を高めてくれた!

ここからは順調に仲間を集める展開が続くのですが、いやー楽しかったですねー。
見せ方もホントにうまくって、5章での白鯨とのスピードチェイスはもう抜群にいい!
超テンションの上がるBGMの中、ハイスピードなイベント演出といい感じに調整されたゲーム性がすっげー気持ちいいゲーム体験を演出してくれて素晴らしすぎる!

そんでもって6章で高熱で体調を崩したカージャを救い出す展開からの、アドルとカージャの距離感の詰まり方が最高!カージャ可愛い!
アドルとの距離がグッと近づいて、それでいてカージャの出生、カージャ自身の持つ宿命への予感など、物語がググッと一歩踏み出した感じがすげー期待感を煽る!
もうね、これはイース8で言うところの山超えしたなと思いましたよ!
力強く晴れたフィールド!鬱屈した雰囲気を吹き飛ばす爽快感あふれるBGM!もうすげーイース様式美が揃ってる!これぞファルコムお家芸!
これから待ち受ける運命を想像するにもうたまらんわけです!カージャとともにこの苦難を、この冒険をやり遂げるんだと固く決意するわけですよ!
ぐんぐんと期待感が募っていくわけだ!!!

中盤→終盤にかけて期待感が最高潮に!

そんでもって7章、8章と伏線が整えられて整えられた悲劇の舞台の全貌が、骨格が見えてくる感じで期待感が最高潮に高まってくる!!!

ゲーム最序盤、不死者グリーガーらの将軍 ラーグはアドルに「期限内にラーグを倒さなければ、アドルは死ぬ」という呪いをかけてて、これがずっとアドルにとっちゃフックになってる。
で、終盤に入ったところで「ラーグを倒すとカージャ(ヒロイン)は不死者グリーガーの長として覚醒してしまう(ロロ化)」というカージャ出生の秘密が明らかになるんですね!
要はこれによって、ラーグとの戦闘の重み、意味合いがグッと飛躍的に高まるんですよ!
「アドルとカージャどちらを生かすのか」という二者択一になる!
舞台のセッティングの積み重ねがうますぎるんだなあ!
そこへきてアドルとカージャの二人は「マナの枷」で繋がれてるもんだから、行動範囲を同一にしなければならないっつう縛りにはめられてて、これがまたどちらかを生かすしかないというシチュエーションに拍車をかけてくる!

いやー、設定が上手い!そんでもって説明されてもなおまた残る謎と深淵がさらなる物語の展開を予感させてもう俺をどこまで楽しませてくれるんだと思わずにはいられんわけですよ!!!
誰がグリーガーの将軍らを蘇らせたのか?大国を築いたのちに忽然と消えたロロはどこにいったのか?そしてロロに悪意を埋めつけた、あの盾の兄弟はどこにいるのか!?
情景の島の爺さんはおそらくロロ本人なのだろう。だが、なぜあそこに?カージャを待っている?だとすれば爺さんとカージャが会った時何が起きるのか!?
「カージャの覚醒」を「ロロが蘇る」と言いつつその実態はかつて悪意を埋めつけられ、自我を失ってしまったハコとしてのロロであり、ロロ本人ではないあたり切なさが乱れ打たれてる!
ここからどう物語が、悲劇、熱さが加速するのか楽しみで仕方ないあの頃の俺よ!!!

終盤を深めるにつれて違和感が出てくる

で、こうして丁寧に丁寧に舞台をセッティングして期待感を煽ってきたイース10ですが、最終盤に至るにつれて徐々に違和感が出てくるんですよ!

かつての味方であり故郷であるバルタ水軍の双璧と剣を交えたり、ラーグとの戦闘で二者択一の決意を示したりする流れは純粋に良かった!
でもやむを得ずラーグを倒した後、覚醒し「ロロ」と化したカージャがどんな波乱・混乱を招くのかと思いきや、あっさりと催眠にかかって封じ込められてしまったり、父親グリムソンとの会話の中で意識を取り戻して「ロロ」を自力で封じ込めちゃったりする展開がホイホイ続くもんだから、ロロ化の深刻さがなーんにも伝わってこんのよ!緊迫感も、悲壮感もない!あの二者択一なんだったの!!!
グリムソンや母親が出てくる展開は心温まる物なのかもしれないが、ちょっと今ここでやられてもそれは望んでないよ!

ファルコムを信じられるのか

いやさすがにこれで終わりじゃねーだろうと!さすがにこっからもう一発落としてくるだろう!だってイースだぜ!?と思ってたんですがなんとなーく仲間のセリフからも「旅の終わり」を匂わせる雰囲気がビシビシにやってくるもんだから焦る焦る!
そうなのか!終わっちまうのか!終わらないでくれ!これで終わったら物足りない!信じられるのか!俺はイースを、ファルコムを信じられるのか!またしても俺はファルコムに試されるのか!東京ザナドゥ的な終わり近いネタだと俺は信じたいよ!まだまだ終わらないのだと信じたい!でもこれ、終わるんじゃないの!?!?!?やだー!!!信じさせてくれよファルコム!夢見させてくれ!俺に絶望を味合わせてくれよ!
いやもうマジでイース10における乗り越えるべき絶望が「ロロ化したカージャにパルタ水軍が砲撃した瞬間」だったとか、「覚醒したカージャが一瞬だけ喋らなくなった」だとか、「もしかしたらカージャが覚醒してロロ化するかもしれない」だとかそれくらいじゃ重みがもう全然ない!!!
文明一個ぶっ壊すとか、神々の代用として500年の安寧の礎として組み込まれたシステムだったとかそれくらい悲劇見せてくれよ!頼むよーー!!!

思いもむなしくカージャの精神に取り込まれた悪意(全然制御できてる)をロロが吸収して、そのロロをブッ倒すことでエピローグに突入!!!
いや、でもまだだ!エピローグが始まってもなお俺はまだ何かあると信じてやまない!やまないぞ!
そ、そうだ!思い返せ!イース8だってエピローグ中に真のボスへの道が開けたじゃないか!
まだ何かあるよな!な!!!
これで終わりならあまりにも拍子抜け!そりゃロロは強かったしロロとの戦いはカットイン含めて熱かったけどこれで終わりじゃあものたりないよ!
俺はてっきりワルハラに乗り込んでハールと戦ってエンドだと思ったよ!神々をぶっ倒してこのグリーガーとの余興を終わらせると思ったよ!
火山だって噴火すると思ったしなんならものすごい勢いの海戦だってあると思ったよ!これじゃあ終われない!終われないよ!!!

そして流れるスタッフロール

終わってしまった…!スタッフロールが流れてきてしまった…!!!
そりゃさあ、俺だって最後に復興したカルナックを見て回ってたら、よかったなーって思うよ!
カージャの最後の慎ましやかな別れの言葉なんてホントにグッと来たし、これはアドルとカージャ2人の物語だったんだなと心から思ったよ!
「また遊びにおいでよ」としか言えないカージャのいじらしさにときめかないわけがない!
エンディングでそれぞれの仲間が停滞、諦めから解き放たれて、旅を通して得た経験から前を向き進み始める様には「本当は皆自由なのだ」というオープニングの一節を実感したわけよ!
よかった!よかったのよ!でも足りないわけよ!やっぱり足りないって思っちゃうわけよ!!!

スタッフロールを見ながら頭を抱える俺!

乗り越えるべき壁、課題がなんつーか、やっぱ弱くねーかこれ!!!
どうした!?イース8とか9とかなんかもっとこう、どうしても越えなきゃならない、越えたいと思わせる壁だったじゃん!!!
イース10はそれがカージャのロロ化なんだと思うんだけど、さっきから書いてる通りそれってフツーに自力で抑え込めてるし、仲間だったパルタ水軍が襲ってきてるので大ピンチ演出してるのかもしれないけどぶっちゃけ本気で襲ってきてるように見えないし、中盤まで脅威になっていた不死者グリーガーも終盤になるとほとんど出てこなくって影薄いし、ラスボスのロロに至っては倒されることを望んでるのが目に見えてるからこっち負けるわけないと思っちゃうのよ!!!
憎むべき、倒すべき敵、壁がないのよ!だから全然やってやった感がないのよ!!!

もっとこう、あるとおもうじゃん!カージャとアドルの二者択一をラーグ戦目前で見せられ、アドルの生を選び、カージャの覚醒(ロロ化)を選んだその代償がもっと派手でもよかったんじゃないの!!!
ロロの精神に悪意を埋め込んで高みの見物を決め込んでるクソッタレな神々をぶっ倒すエンドだってこれまでのイースだったら選べてたんじゃないの!!!
序盤から中盤にかけてものすげー期待しただけに小さくまとまっててうーーーん、もうやっぱり、残念なんだ!!!
ファルコム、もっとやれただろ!もっとやってただろ!なんでこんなに小さくまとめちゃった!?
よかったよ!カージャの笑顔最高だったよ!だからこそ、もっと盛り上げてくれよ!
戦闘の演出も、バランスもよかった!海戦も楽しかった、船旅もよかった!だからこそ、シナリオの締め!もっと盛り上げてくれーーー!!!



いや、これはマジですが、そう言ってもイース10単体で見ればすげーよくまとまってるんですよ。
俺がこうもうだうだ言ってんのはイース8、9みたいな展開を期待してたからっつうその一点!
でもそういう厄介なことを言っても許されるでしょ!ここは俺のブログなんだから!
俺はそう思ったの!

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