Amazon.co.jp ウィジェット TAT 無限航路のゲーム体験を余すことなく書いていく記事 忍者ブログ
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無限航路のゲーム体験について語り切れなかったことがいくつかありますので
おまけ感想文として少し書いておきたいと思います。こういうのってホント、
書いておかないとどんどん忘れちゃうんで。面白かったゲームの体験は極力
書いて記録しておきたいと切に思う。

前回の記事ではそのシナリオやキャラクタ描写の熱さを中心に語りましたが
戦闘システムや、戦闘をうまく使ったシナリオ描写もよくできてるんですよ。
戦闘やシステム周りをうまくシナリオに組み込んでゲーム体験を
演出できてたと思います。やりたいことがはっきりしたゲームでないと
こうはいかないんじゃないかなあ。

一見シンプルでいて奥深い戦闘システム

戦闘システムそのものは一見非常にシンプル。味方艦隊と敵艦隊を線上の
左端と右端に配置した一軸のマップにおいて、リアルタイムに敵味方が
それぞれ前進や後退を行いながら、各々の射程に入ったところで攻撃したり、
遠方から艦載機を射出したり、防御したり、あるいは攻撃ゲージが
たまったところを見計らってクリティカルヒット率の高い連続攻撃を
放ったりするというもの。ところがどっこいこれがなかなか奥深い。
見た目以上に面白かったです。

敵の思考や艦隊編成によっては、こちらの戦い方を再考する必要が出てくる。
例えば速攻をしかけるか相手の攻撃を受け流すか。あるいは艦載機主力の
編成に改めるか、強力な主砲を中心とした編成とするかを再考する必要があり
奇策として、相手の主力艦に横付けして敵艦内での白兵戦に持ち込むという
そんなんアリかよという戦術もある!よく考えられてるもんだと思いました。

そういった戦略の奥深さに最初に気づかされたのは序盤の
宇宙海賊スカーバレル討伐2連戦ですね。一戦目で相当削られたのちの二戦目。
イベント戦闘かなと思ったらマジでなすすべもなくボコボコにされてしまう。
おいこりゃどーすりゃいいんだと思いながら再戦するもまたしてもボコボコに。
これで負けたらどーしようかと思いながらみたび挑みましたが、ふと気づくと
この戦闘、白兵戦が禁止になってないじゃないですか!そうと分かれば
疲労困憊したパーティを敵主力艦に急接近させるや否や脳筋パーティで
ぶん殴って制圧成功!いやもうマジで成功した瞬間ガッツポーズでした。
抜け道が用意されていたのか、これに気づけたのが嬉しかったですねー。

無限航路は撤退戦が熱い

他にも戦闘をうまくシナリオに組み込んでいた例として忘れちゃいけないのが
「撤退戦」ですね。随所に出てくる撤退戦がホントに熱い!

青年編の中盤、ヤッハバッハ帝国に支配された故郷の星系の状況を
単独で潜入調査することになります。少年編ラストで散り散りになった過去の
仲間と合流したまではよかったのですが、ヤッハバッハ帝国軍がユーリ艦隊の
動きに気づき猛追に次ぐ猛追を繰り出してくる!ユーリ艦隊は拠点の星系へ
一目散に逃げようとするも、連戦で消耗してしまい航行速度もままならない。
かといって寄港して休息しようと思ってもそこは敵陣ど真ん中。なんと
寄港が許されないと来たもんだ!息せき切ってぼろ屑になりながらも
なんとかワープゲートに到達したかと思いきや最後の最後に因縁の敵将に
退路をふさがれ挑発された時にはこのダメージ蓄積状況でどーすんだと
思ったもんでした。一戦一戦の戦闘相手もそれなりに強く、マジに集中して
なんとか味方艦にダメージが通らないよう、速攻で相手艦を落とそうと
躍起になってました。いつ果てるとも知らぬ連戦でマジに熱かったです。
よくできてる。

問題は「どうやって金をためるか」

他にも印象的だったのは、このゲーム、いきなりガツンとレベルの違う
強い敵が出てくるんですよ。特にデュー・ルー将軍のクローン艦隊に蹂躙され
オーダーズの人口惑星ボア・トーラスにボコボコにされたのはいい思い出。

で、そういう奴に対してどうするかって話なんですが、
普通のRPGであればレベル上げによる戦闘力の底上げがセオリーです。
どっこい無限航路はレベル上げによる戦闘力底上げが効いているのか
効いていないのかいまいち分かりづらく、実感として強大な敵に対して
効果的だとは思えないんですね。そうなってくるともうとにかく金を使って
優秀な能力を備えた戦艦を買い、高価な設備や武器を買いそろえて
装備することが第一優先となる!

ところがどっこい今度は金が集まらない。海賊稼業に手を出して
ザコと戦っても得られる金は微々たるもの。じゃあクエストを受注して
依頼人から金をふんだくろうと思ってもそもそも受注できるクエストが
非常に少ない!もうどうあがいたって金が足りないもんだからマジに
八方ふさがりかと頭を抱えたもんでしたが、そこで気づいた運送業。
そうかなるほど、まともに開業して働けばいいんだという発想の転換!
どっかのクエスト出てきた海賊が「俺らも足を洗って運送業になる」って
言ってたのは単純にそっちの方が稼げるからか!

ユーリ運送、世界を制す

もうとにかく大枚はたいて最新鋭のデカい戦艦を購入しさえすれば、
あとはそのクソでか戦艦の内装をぜーんぶ倉庫にしちゃうことでユーリ運送が
できあがることに気づいて世界が逆転。あとはとにかく長距離を移動すれば
チャリンチャリンと入金されるお手軽設計。そりゃあ笑いが止まらんよ!
数十万キロを超える移動も大丈夫!戦場の最先端の星から輸送基地までだって
任せて安心!敵の本拠地ど真ん中星系だって取りこぼし無しで物資運送に励む
ユーリ運送!どんな危険な戦域でも!どんな辺鄙な地の果てでも!
ピストン輸送で定期運航!道中出てきた海賊艦も最新鋭の戦艦で一掃します!
それが信頼と実績のユーリ運送!!!マジでこの作戦で行ったり来たりの
往復作業を繰り返すうちに瞬く間に金がたまり、装備も充実、武器も充実!

今になって攻略記事を見ると艦載機メイン攻勢にするだとか、
相手の死角となる射程距離に潜りこむだとか、有効となる戦略があった
ようなのですがユーリ運送の優秀さに気づいてしまった私にこそ死角は無し!
最終的にはヤッハバッハの皇帝ガーランド艦隊にボコボコにされるものの
ここが最後のユーリ運送の花道じゃいと言わんばかりに大規模艦隊戦の最中
戦線を離脱し、皇帝を待たせながら敵陣ど真ん中で運送業して貯めに貯めたは
300,000G!(雑魚戦で得られる金額は600G程度) この莫大な富により
ユーリ艦隊全5艦のうち、3艦を「この世に一艦しか存在しない」と言わしめた
最新戦艦グランカイアスで埋め尽くし、後続の一艦を「無慈悲な夜女王」の
通り名で恐れられたライバルのエリエロンド艦に買い替え、
内装から兵装まで最新鋭のゴージャス仕様にフルカスタマイズするという
大富豪構成でガーランド艦隊を撃破!やはり労働は美徳!勤労で流した汗は
裏切らない!運送業は世界を制す!!!



いやあ、色んなゲームの進め方ができるゲームで面白かったですね。
二週三週することで、さらに新しい船や装備が手に入り、仲間が加入するなど
もっともっとはまれそうな余地があるのがさらにいい。
だからこそ、だからこそもっと終盤をなんとかしてほしかったんだ…!!!

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