Amazon.co.jp ウィジェット TAT ブレイブリーデフォルト2の戦闘の熱さを語りたい 忍者ブログ
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というわけで今回はブレイブリーデフォルト2の戦闘について書きます!
この記事はそこまでネタバレしてないので、未プレイの人も読んで頂いても
大丈夫かもしれません。もちろん気になる人は読まない方がいいと思います。



ブレイブリーデフォルト2はその戦闘システム、そしてそのシステムを
しっかり理解したうえで練りこめられた戦闘バランスが最高によかったです。
マジに苦戦させてくれるんですよ。ひとつ前にプレイしたジルオールが
意図せず無限のソウルのパワーで最強の俺になってしまったこともあって
ザコ戦からちゃんとコマンドバトルしなきゃならないのには面喰いましたが、
もう慣れてくるとちゃんと立ち回らなけりゃならないザコ戦でも楽しい楽しい。
そんでボス戦がしっかり盛り上がる。ちゃんと手に汗握る戦闘になってる!
こんなにしっかり戦闘で盛り上げてくれるゲームってホントに貴重ですよ。
プレイしていない方はぜひやってほしい。バトルを楽しんでほしい。
いやホント、マジで面白いんだって。

「ブレイブリーデフォルトII」のバトルバランスはどのように
調整していったのか。プロデューサーと開発バトル班にインタビューhttps://www.4gamer.net/games/489/G048977/20210303107/


こんな記事が出ちゃうくらいちゃんとしてるんですよ!

キャラクタの役割を明確に意識することが求められる

まずは戦闘に至る過程であるキャラ育成が実に面白い。
新しいアスタリスク(ジョブ)を見つけたときの興奮たるやたまらないです。
キャラの役割、立ち回りから育成プランを考えて、
アビリティを付け替えることにどれだけ熱中したことか!

プレイ開始当初、私は初代ブレイブリーデフォルトのように主人公セスと
おっさんエルヴィスに回復・攻撃魔法を習得させて魔法中心の組み立てで
ダメージを稼いでいこうと思っていたんですが、ブレイブリーデフォルト2は
初代と異なり思いのほか攻撃魔法が強くなっていかないんですね。
このゲーム、驚くべきことに一人一人のキャラクターがちゃんと戦闘で
役割を全うして機能してくれないとあっという間に瓦解するような
ゲームバランスで成り立ってます。だもんですから魔法使いの男性陣が
攻撃にも回復にも使えないとなるとまったくゲームが進まない!

苦労に苦労を重ね、セスは様々な魔法職を渡り歩いた末に、回復役なら
薬師が最強であることに気づき、とにかく戦闘中にすりこ木を
グルグル回しまくってパーティみんなに薬を投与しまくる戦う薬局に就職。

一方エルヴィスは攻撃魔法を全体化すると自分にも攻撃が当たって
あまりの魔法攻撃力の高さから自殺する羽目になってみたり、
魔法hit時に付与される状態異常の力で有利に立ち回れないかと企むも
ちっとも相手が状態異常にならなかったり、発想の転換で味方にバフを
かけまくる吟遊詩人になってみたりしましたがパッとせず、
最終的にはそこに立っているだけでみんなのHPやらMPやら状態異常が
まるっとみんな回復してしまうという導師になってひたすらリレイズしまくる
お地蔵さんに就職しました。

この紆余曲折、試行錯誤がとても面白かったですね。
今パーティに欠けている役割は何か、どんな役割を持たせることで
他のキャラクターが回っていくかと頭を悩ませたものでした。

パーティの主役は女性陣

一方モンクからベルセルクに上がっていたグローリア王女が順当に
アタッカーとして育ってくれたのでその後彼女が攻撃の軸に。
というか気づいたらグローリアしかボスに攻撃してなかった。
BPをためて防御力貫通の「点穴」っつうモンク最強技をバンバンぶっ放す
前作のむぐぐイデアがものすごく印象的だったので、グローリアも満場一致で
そのポジションに就任。点穴大回転してガンガン敵をなぎはなっておりました。

4人目のアデルはヴァンガードからまっとうに盾役に。これまでのシリーズと
大きく違ったのが、この盾役がいないといるとでは全然バランスが違う点。
正直前作ブレイブリーセカンドまでは明確に盾役を立てずとも何とか戦闘が
回っていましたが、今作のバランスは盾役なしには進行不可能。
アタッカーがすぐ死んで攻撃に回ってくれないし、強力な全体攻撃を
耐えれるヤツがいないとホントに成り立たないゲームバランスなんです。
実は私、RPGできちっと盾役を立てて振る舞うのが初めてだったので、
そういう意味でも新鮮で戦闘が楽しかったですね。

開幕一番、回復番長のセスがみんなにエクスポーションをぶっかけて
回復上限突破で全員の最大HPを9999まで押し上げたかと思ったら
アデルがフルブレイブで前借りしたBPをグローリアにBPパサーする一方で
グローリアを「かばう」。持ち前の「狙われやすさ」の高さでほっといても
アデルに攻撃が集中するし、全体攻撃が来ても攻撃役のグローリアには
攻撃が当たらない!しかもアデルに攻撃が当たると「リベンジャー」で
BPがガンガン回復していくと来たもんだ。

BPが回復してターンが回ってきたらまたしてもそのBPを
ひたすらグローリアに注ぎ込む!その裏でセスが合間を見計らって
エレメントギフトで敵の弱点属性をグローリアに付与させて、
たっぷりBPがたまったグローリアが大回転してひたすら点穴を乱打!
点穴がヒットするともれなくクリティカルが発動!クリティカルに呼応して
BPが回復!やったねまた相手を殴れるよグローリア!!!

いかにしてグローリアをぶん回すかという戦闘スタイルが完成したときには
ホントに楽しかったですね。ちなみにエルヴィス地蔵はみんなの裏で
微笑みながらリレイズをかけまくっています。でも彼がいるだけで
状態異常やデバフが自然と回復するからいいじゃないか!

アダマス軍王陛下しか勝たん

で、そんな戦闘ですが、先述の通りとにかくボス戦がホントに熱いんですね。
色々と印象的なボスがいましたが、とにかく熱かったのがアダマス軍王陛下!
もうホントに強かったし、何より熱かった!!!

シナリオ的にも大きな山場。セス達からしたらスローンじいさんの仇で、
一度は全く太刀打ちできなかった相手ですよ。強くなきゃ嘘だろっていう
展開・演出で臨んだ戦闘ですが、これがちゃんと強いってのが
ホントにいいじゃあないですか!いや、そうでしょ!強い強いと言われて、
覚悟して臨んだボスが弱かった時の拍子抜け感!盛り上がらない感!!!
バランスをとるのが難しいのはわかる!俺がレベルを上げすぎたのかも
しれない!でもそこはしっかりシナリオと戦闘バランスを同期させて
ゲーム体験のクォリティをググッとアップさせてほしいじゃないですか!
そう感じるゲームが意外と多くはありませんか!それが普通だと思っちゃあ
いませんか!アダマス軍王陛下はそういう杞憂を全て薙ぎ払って
ものスゲー火力で俺たちを粉砕してくださる!!!ありがてえ!ありがてえ!
もうホントに、掛け値なしに強かったってのがマジに嬉しかったです。

アダマス軍王陛下の火力VSアデルの耐久力

そこへきて大活躍だったのが盾役のアデルちゃん。右手に火属性と水属性を
無効化する盾!左手に雷属性と土属性を無効化する盾を振りかざし
ただひたすらにグローリアを守り続ける姿はもはや神。ありとあらゆる属性の
魔剣を放ちまくるアダマス軍王陛下からの攻撃を一身に受けまくって
身体中に剣が雨よあられよと刺さりまくってもなお立ちはだかる姿が
もうホントに頼もしくって!

男性陣には攻撃が通りまくっていましたが、なんとかかんとか猛攻の中
態勢を維持し戦闘を進めていたところ、終盤で発狂したアダマス軍王陛下が
フルブレイブしてサガク剣&ダメージ限界突破で10,000越えの
攻撃を大連発してきたのにはマジでドン引き。どうすりゃいいんだこれ!
誰にどんだけ攻撃が当たったかもわからない状態の中で、軍王陛下大空襲後の
パーティを見てみると奇跡的に全滅こそ免れたものの、盾役のアデルだけが
HP300で膝をつき息も絶え絶えに首の皮一枚で生きている状態。
アデルの回復手段といえばアイテムでエクスポーションとフェニックスの尾を
使えるくらいで味方の体制を整えるにはどう考えたって時間が足りない。
うわ、こりゃ終わったなとホントに絶望しましたがアデルの目はまだ
死んでいなかった!!!よくよく見るとアダマス軍王陛下もすでにかなりの
満身創痍でBPも-3、体力も2,000しかないじゃないですか!
加えてグローリアの行動ゲージがフルなのに気づいたら俺は震える手で
フェニックスの尾をグローリアに投与!すかさずグローリアが死に物狂いで
放った点穴がアダマス軍王陛下を貫いたときにはマジで興奮しました。

ここでコマンドをミスったらすべてが終わると思ったし、
奇跡的な流れだとしか思えなかった。こんな勝ち方を用意してくれるなんて
ほんとにバランス調整の鬼さに恐れ入ります。シナリオ上の山場をしっかり
戦闘で演出してくれた、体験させてくれたことに本当に感謝します。

復活&全回復ってそりゃねえよ!

あとはやっぱりジョブレベル上限解放の「試練の回廊戦」は強かったですね。
試練の回廊に挑めるようになったタイミングで、
試練2(バーナードがいるとこ)、試練3(ガラハードがいるとこ)に挑み、
そこから少し時間を空けて試練7(ダグがいるとこ)をやりましたがどれも
めちゃめちゃに熱かった。特にガラハード(シールドマスター:盾役)、
グラディス(ソードマスター:アタッカー)、グラン(薬師:回復薬)が揃っていた
試練3はすごく印象的です。

どう考えたってまずはグランをブッ倒さなきゃならんだろうと相変わらずの
点穴連打でグランを総攻撃していたらグランが発狂。毒薬を四方八方に
ばらまきまくってものスゲー火力で全体攻撃しつつこっちを状態異常に
してくるもんだからこっちもじり貧に。ここで攻撃の手を緩めて守りに回るか
攻撃の手を緩めず挑むか悩みましたがまずはグランを倒さにゃ先がない!
あと少しだと気合を入れて攻撃を続けていたら唐突にガラハードが
間に割って入って庇いにきてグランに攻撃がまったく通らない状態に!
ならばとガラハードを攻撃するもグランの発狂は止まらずパーティ全滅!

仕方ねえとばかりに気を取り直して再戦。次はガラハードから最初に倒せと
攻撃を集中させたところ何とかかんとかガラハードを撃破。よっしゃと
ガッツポーズしたのもつかの間、間髪入れずにグランが復活役を投与!
ガラハードが体力全回復で復活!愕然とする俺!!!いやもうこの時の
愕然たるや!そん時熱中のあまり正座してゲームしてましたが、
思わずそのまま崩れ落ちて頭を床にしこたま叩きつけたもんですよ!

その後何度目かの再戦で、何とかかんとかガラハードとグランを
ちょうどよくHP調整しながら攻撃して一気に畳みかけて倒せたときには
そりゃもう嬉しかったですね。詰将棋のようなスリルを楽しみました。
マジで一つコマンドを間違えたら一気に全員のHPを持ってかれるような
緊張感がありました。戦闘のテンポがとにかく速く、あっという間に死ぬし
立て直しもあっという間。攻勢が目まぐるしく変わる戦闘は本シリーズ
ならではですね。何回ブレイブを発動させて、復活と回復を行って、
BPを誰に回して、なんとか攻撃できる体制を整えて、手数が足りるか、
BPの回復が間に合うか。相手の攻撃がいつ来るか。
ぎゃーぎゃー叫びながら、落ち着きなくテレビの前をうろうろしながら
戦闘しました。ホントに楽しかったです。

ひとつ言わせてもらえるなら

だからこそ、だからこそ言いたい!これは蛇足かもしれないが言う!
最後に習得できるジョブ、これ強すぎないですか!ここはマジに数少ない
残念ポイントかなと思いました。最終的にそのジョブ一本槍でゴリ押しできて
しまうようになるんですよ。いきなり戦闘が大味になって、残念でした。

いや、シナリオ上そのジョブが強くないといけないというのは理解できる。
ただ、こっちのHPの7割を敵全体に与えられる技がホントに強くて。
試練7ではパーティみんなしてHPを9999まで押し上げたら、
あとはドスドス跳ねまくってるだけで敵がみんな死んでました。
そこまでホントにいいバランスでゲームが組まれていただけに
いやー、ホント、もうちょっと抑えてもよかったのではと思いますねえ。




続きます!次はシナリオについて語りますね。

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