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ライブ・ア・ライブをクリアしました!



クリアデータでのプレイ時間が29時間25分。
30時間かからないボリューム感のわりに満足度・達成感はマジで高かった!
オムニバス形式で積み上げて積み上げて最終章でグワーッと盛り上げる形式はアベンジャーズにも負けず劣らずの興奮度でもうホント非常に楽しませてもらいました。
クリアしたのは8/5でかなり時間が経っちゃってるのですが、当時のメモをもとに感想を書いていきます!
ネタバレあります!

功夫編

まずは体験版からの流れで功夫編からプレイ。
肝心の弟子を誰にするのかってのは色々と悩みもしたんですが、ここはストーリー的に主人公格であろうユンをチョイスしてクリアしました。

この功夫編、なんといってももうとにかく曲がいいったらない!
修行のダイジェストにせよ、旋牙連山拳の伝承にせよ、エンディングにせよもういちいち盛り上がる!
心のどこかで自信が持てないでいるユンが修行に明け暮れた日々を邂逅し、レイやサモとの友情を胸に立ち上がって師匠と共に義破門団へ殴り込みに行くシーン、そんでもってオディワン・リーに立ち向かうシーンがもう最高に盛り上がる!!!
鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳だけじゃなくって、通常戦闘BGMからしてめちゃめちゃいい!
そんでもって流れるように最終戦で流れるメガロマニアがめちゃくそに盛り上がってすげーいい!
グラフィックの美しさもやっぱり際立っててですね、一つ一つの動作も滑らかで脈動感がある上に、アクション描写の派手さも見惚れる出来で素晴らしいんですよ!

もうマジで映画一本見たくらいの感動がありましたねー。
正直もっと長い時間をかけて功夫編をプレイしたかったです。
彼らの修行の日々をもっとじっくり見たかった。
なんでもない彼らの日常ややりとりを見たかった。
そういう二次創作を作ろうとすら思ってしまうほどによかった!
ライブアライブ リメイク版の一歩目として功夫編を選んでよかったと思いましたねー。

SF編

功夫編をクリアした後は、同様に体験版の流れからSF編をプレイ。
テイストが違いすぎてマジで度肝を抜かれれました。

まずなんつってもキャラクター描写が渋い!
特に感嘆したのがヒューイの描かれ方ですよ。
まじめに勉強して艦長資格を得ようと頑張ってんのに一歩届かない現実とかリアルすぎて泣けるレベル。
そんでもってこんなに小さい艦内で「お前ら大学のサークルか」ってレベルの色恋沙汰があるなんて艦長の身からしたら地獄も地獄の大地獄!
サークルならどんだけでも逃げ道はあるでしょうが宇宙空間じゃそうはいかねえ命がかかってるってなもんでそら配置転換を願うってな評価になるわなあ。

シナリオについては全然知らなかったもんで、カークが死んじまった経緯から一緒に宇宙空間にいたカトゥーが正直怪しいんじゃないかと思ってプレイしていましたが、AIの暴走ということで納得。
いやー心地よい疑心暗鬼感を楽しめました。
あんだけ輪に入れていなかったダース伍長が最終的にはめっちゃ心強いパートナーになって解決に挑むあたり、RPGの枠に収まらない実験的なシナリオ、映画脚本みがあって、こーゆースクウェア作品はライブアライブじゃないと楽しめなかったろうなーと強く感じました。
そういう意味でもこのライブアライブ、唯一無二のゲームだなぁ。

ベヒーモスが襲ってくるのはマジで怖い。
扉閉めるのやめて!!!

幕末編

なんつってもこの幕末編、グラフィック描写が神がかってて夜の城の屋外の描写がとにかく美しい!
こんなにもHD-2Dが和の風景とビシーッと合うことにまず驚き。
そんな風に思ってたら何の気なしに見てたオクトパストラベラー2のPVで和っぽいマップがある上に時間帯が夜になったりもするってんで二度驚き!
まさかそういう実験的な意味合いもあったとか何とか思ってしまうくらいですが、スクウェアスタッフからしてもこのグラフィック描写は成功したと思われてるんであればマジで俺も同感です。

そんでもってダンジョン進行のテンポも非常に良く、城の探索と敵の出現するテンポ、手を替え品を替え色んな敵が次から次から出てきておぼろ丸に挑んでくるあたりホントに「ゲームを通してプレイヤーを楽しませよう」というエンターテイメント感があって面白かったです。
次から次へととことん楽しませてもらいました。

肝心のゲームプレイでは100人切りを目指したものの94人斬りでエンド。
いやーさすがに初見&攻略記事無しではもうどこにいるかわかりませんでした。
その一方で妖刀ムラマサは意地でゲット!
魔神竜之介は何度も再戦するくらい強かったんですが、カラクリ丸と龍馬を囮にしつつ毎ターンてんむすで回復してもらって、おぼろ丸が攻撃するパターンがビシーッとハマってなんとか撃破できました。
0人斬りもまた試してみたいですねー。

西部編

適当に走りまくってアイテム回収して、何となく雰囲気で仕事できそうな人たちから訳も分からず順々に罠を渡してみたところ、蓋を開けたらラスボス軍団がラスボスとザコ1人になってました。
マッドがO・ディオのガトリングで蜂の巣にされたけど、なんとかキッドひとりで押し切れてクリア。
最後はマッドをふつーにぶっ倒してエンディングという流れ。

シナリオのまとまりや雰囲気はかなりよかったんですが、んーーー、ほかのシナリオに比べるとやりたいことができてない感じがどうしてもしてしまう!
正直ここまでやってきたシナリオがそれぞれかなり厚みがあるものだったため「あれっ、もう終わり?」という印象を受けてしまったというのがホントのところ。
あっけなく終わってしまって、楽しみ切れなかったという感じ。
オープニングの決闘におけるビリーとキッドで悪党を打ちのめす演出はマジでかっこよくって「このシナリオもかなり来てるぞ!」とテンションがぶち上がったもんでしたが、言ったらそこがピークだったようにも思ってしまう。

もう少し罠の仕掛け方のバランス調整がシビアだったり、逆に色々と自由度があったりしてもよかったのかもしれませんね。
襲撃が一夜だけでなく一週間7日間連夜日々日々あるとか、その都度戦略を変えるとか。
そのあたりスーファミだと限界があったのか、もうちょい見せ方はあったような気がします。
シナリオ全体を通して漂う雰囲気がかなりいいだけに残念でした。

原始編

なんとも言えずしょーもねーなーと思いながらつい笑ってしまうようなギャグテイスト。
今さらではありますが、こうやってノリが全然違うゲームがよりどりみどり入ってるってのはホント特殊なゲームだなーと思わされますね。

最後のザキとの共闘に至る展開は控えめに言っても熱かった!
そんでもってエンディングの大団円っぷりもまたいい!
「言葉がない」という設定だからこそできる、本来でなければやらなきゃならない、これまでの背景とか流れとかその辺のわだかまりに対する理由付けとか説明とかの「エンディングをプレイヤーを納得させる」っつう行為そのものがそもそも必要がないってことに気づいた瞬間「あっ、これスクウェアにしてやられてるぞ」って笑ってしまいましたが、ぐるーっと雑にまとめられてる感じも含めて原始編最高!!!

現代編

おいこれどっからどーみてもスト2じゃねえか!
対戦相手選択→戦闘→対戦相手選択というテンポの良さといいスピーディーすぎる展開といい雰囲気づくりとしてもうマジでスクウェア渾身の一発ネタとして最高すぎる仕上がり。
戦闘BGMからしてもともと下村さんがそのままスト2ケンステージの曲を自らパロって仕上げたようなテイストなうえに、今回のSwitchアレンジにおける調整もサックスといいギターといい楽器のチョイスからスト2を意識しまくっていて終始笑いが止まりませんでした。
そんでもってゲラゲラ笑いながらプレイしたオディ・オブライト戦。
一度敗れてしまったんですが、まさかスト2よろしくのコンティニュー画面まで用意されているとは思わず、その周到さにもう笑うしかなかった。

とはいえゲーム的には一発ネタとしてサクッと終わる感じで非常に満足度高かったですね。
ラスボス オディ・オブライト戦も唐突な熱い演出が思った以上にしっくりきてよかったの一言!

近未来編

最後に着手したのがこの近未来編。
ぶっちゃけ1番楽しみにしていたシナリオです。
ブリキ大王とか島本節とか「妙子じゃねーか!」とかそーゆーノリ的なところだけがネットミーム的に伝わっていたんですが、びっくりしました、実際やってみるとかなりキツいシナリオなんですねこれ!
液体人間がらみの設定や容赦ない展開がガツガツと精神攻撃を仕掛けてきてキツさがすごい!
主人公が世話になってる孤児院の友人の父親が知らないうちに液体人間化させられ自我を失ったアンドロイド兵として改造させられているとか、陸軍もカルト宗教もひとりひとりの人間を数としか見ていないところとか、その数のカウントすらもはや「人数」ではなく「容積(リットル!!!)」でカウントする気持ち悪さだとか、2,000人の液体人間の無念さとか怒りとか悲しみとかそうした感情がぐっちゃぐちゃに溶け合って制御し切れないままに全てを飲み込んでいく様とかなんかもう色々とすげえぞこのシナリオ!!!

そうした煮凝りのようなドローッとした負の部分を、うまいこと熱血のガワでコーティングして見栄えよく整えることで、他のRPGでは見られない独特の世界観が演出されきっており、いやもうなんていうか、俺は「このゲームやってよかったなーっ!」というほかない!!!
無法松の熱さを毒キノコでラリっちゃっつうギャグのノリで笑いに変えつつ、勢いそのままに急激にシリアスに振って松の死を演出し、そっからアキラのの覚醒シーンに繋げて熱さがゲージを振り切ったブリキ大王大暴れのシーンに突入する流れ!
これがもうホント演出のふり幅がデカすぎて暴力的なまなでに美しい強引さなんですが、それが異様にプレイヤーの俺を納得させ、高揚させるんですよ!!!
こんな演出の流れよく考えたなと思わされますし、すっげー絶妙且つ細かいテキストや見せ方の調整がなされてなければ成り立たないレベルで仕上がってるのがすげーと言わざるを得ない!
そっからつながるブリキ大王のパンチひとつで吹き飛ぶ戦車や戦闘機の爆破シーンの芸の細かさからもうどれひとつとってもスゴい!!!
こーゆーのもスクウェアはできる!!!
今この令和の世にこういうゲームも出しちゃうスクウェアってのが、もうなんていうか、やってくれるなこのメーカー!!!って感じで、もうただただ俺はすげえゲームをやった!!!

中世編

正直有名なシナリオなので流れは知ってました。
ただもう知っててもなお、丁寧に丁寧に要素を積み上げて外堀埋めていってその上で最後のアリシアでドン底に突き落とす流れはお見事。
なんつーか、もう、なんとも言えねえですよ。
会う人会う人みな愚かすぎるってなもんで、そりゃハッシュも愛想尽かしますよ。

アリシアに関してはこれ悪女というか世間のこと何も知らない王女様がいつものリップサービスのつもりで庶民(オルステッド)に聞こえのいいことを言って振り撒いてその気にさせて、その一方でそれっぽい識者(ストレイボウ)から少し聞きかじった世の中の一片を全てだと勘違いして、悲劇のヒロイン気取って心中しちまったに過ぎねーなという感じ。
哀れなオルステッドからしたら超ド級の地雷を踏んでしまって災難も災難というほかないんですが、そこにいたるまでのどーしようもない流れからアリシアにすがるしかなかったという、それはそれでオルステッドがそういう精神状態になっちまうのもわかるし、じゃーどうしたらいいのっていうともうなんていうか、結局生まれたこの世を呪うしかないというレベル!!!
ただただ時代が悪かった!
この時代に必要なものは心山拳老師(心じゃよ)だった!!!

一方で曲はとんでもなくかっこいいですね。
RPGツクール3時代にエストポリス伝記2と並んでたくさん聞いたような気もしますが、それもまた曲の良さからくる高評価という事なのでしょう!
不安を隠し切れなかった一度目の魔王山、失意のままに訪れた2回目の魔王山、アリシアを救い出す決意のもと三度訪れた魔王山、それぞれBGMが違うけどどれもめっちゃ雰囲気演出しててよかったです!
オルステッドの心情の揺れ動きを表すのにBGMがすげーいい仕事してました。

最終章

中世編までの主人公らとなんら変わらぬ強い意志と人を信じる心を持っていたオルステッドが、時代や環境、周囲の人間の不運により、人を信じることをやめてしまった。
それに立ち向かうのが、奇しくもオルステッドが呼び出す形で集結した各世界の勇者たち。
これまで各々の世界でことを成してきた彼らがここに一堂に会し、オルステッドに今もう一度、人を信じることを伝えるために立ち向かうというのが、アベンジャーズ感あってたまらなかったです!!!
めっちゃ盛り上がった!!!
通常戦闘曲がテーマ曲だったりするあたり、もうこれがやりたかったんだな感がすげえ!!!
後付け、おまけ的な最終章ではなく、全部が全部これをやるための布石!すげー!!!

ピュアオディオの羽で自分を隠し、なおも膝を抱えて殻に閉じこもり、怒りと憎しみに満ちたギラギラと輝く瞳だけが主人公らを見つめる描写がキツくていい!
セントアリシアの、アリシアに対するどうしようもない憧憬と憎しみに満ちた攻撃がキツくていい!
そんで「止めをさせよ」「ゴメンだね」のやりとり!もうマジでカッコ良すぎる!

で、なんつってもシンオディオ戦ですよね!
もうこれ以上ない演出で素晴らしいイベントバトルでした!
憎しみという巨大な感情に囚われ、自らをも見失い、自分が誰かすらも分からない、ただただ自分を「憎しみという感情そのもの」とのみ自認する存在だったオルステッドが、主人公らとの一進一退の戦いを通じ、自我を取り戻す!
主人公らが追い詰められた時に、控えの3人が駆けつけ、最後はそれぞれの最高の技を繰り出し、なおも巨大すぎる「憎しみという感情そのもの」が彼らを圧倒したその時、オルステッド彼自身が「憎しみ」の呪縛から自らの力で持って脱出し、自らを縛り付けていた「憎しみそのもの」を切り捨てるというマジでもうドラマティックすぎるラスボス戦!!!
もうほんとにこれ以上ないメッセージ性を持った素晴らしい戦闘でした。
これに関してはpixiv百科がかなりいい記事書いてるんでクリア済みの方は一読の価値ありですよ!




というわけでプレイ順に感想を書きましたが、いやーもうマジで最終章ですね、よかったです!
SFCでの発売当時、俺にはRPGをクリアしきるだけの体力がぜんぜんなくってですね、最初から複数のシナリオを選択できるゲームがあまり得意ではありませんでした。
どうしても途中で集中力が切れてしまって、別のシナリオを選びたくなり、いろいろかいつまんでやった結果最後まで到達しないという貧弱ぶり!
最終章で集結するという仕掛けを知ってからも、それが意味する熱さや面白さを理解せず、ただ単におまけ要素、サービス的なものだと解釈していた自分を心の底から恥じる次第です。
未プレイの方はぜひ!この熱さを、満足感を30時間で味わえるのだからマジでいいですよ!
俺は満足しすぎてサントラ買ったよ!ほんとによかったよ!!!

次はゼノブレイド3をプレイします!

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