Amazon.co.jp ウィジェット TAT [定期更新]ラビリンスの彼方クリアしました! 忍者ブログ
いつからプレイしてたんだよって感じですが、ラビリンスの彼方をクリアしました!



いつからやってたかと言いますと、この記事でメタルマックス2をクリアしてから
ずっとやってました。途中でものすごい中だるみによる放置期間がありましたが
総プレイ時間は42時間50分です。
途中何度か投げ出しそうにもなりましたが、クリアした今は達成感でいっぱいです。
クリアできてよかった!


決して誰からも好まれるような、手放しでオススメしたいゲームではありません。
戦闘システムは一見単調ですし、キャラクタの個性もまったく無いように見えます。
なんせプレイ当初パーティキャラに関してプレイヤーに与えられる情報は
ハンドルネームだけ!姿も年齢も、果てには性別すらも断言できる情報はありません。

シナリオもネットワークゲームを解して集まった仲間たちと
突如接続された異世界の名も知らない少女を谷から脱出させるだけといった単調なもの。
こう書いてしまうと割り切ったように色気もないゲームのように感じられますが、
プレイを続けるうちに世界にのめりこんでゆけるようなつくりになっているのが憎い。

雰囲気がいいんですよね、このゲーム。
力の入った美しいグラフィックで描かれる3D空間は引き込まれるような雰囲気を持っており、
BGMもわき役に徹していて決して出しゃばらない、雰囲気を壊さず、作り上げている。
世界がきれいにできあがっているんです。

そんな世界を旅していくうちに時折はさまれるパーティとのチャットで
だんだんと仲間の個性がつかめてゆき、会話が楽しくなってゆくんです。
リリーという女性キャラはしっかりしたキャラクタのように見えて
秘密基地に憧れていたり、昆虫がまるっきりダメだったり、泳ぎが苦手だったり。
ねりけしというあらい言葉遣いのキャラクタは
事あるごとにトイレに行ってくるだの腹が減っただの言ってきますし、
マジメだと思っていたポキーラというキャラクタについても
カレーばっかり食ってるだとか、ねりけしとカブトムシとクワガタの良さについて
語り合ってたりするしで、徐々に個性が出てくる。仲間同士、打ち解けていくのがわかる。
そのうちチャットが楽しみになっていくんです。

少女とは会話することが最後までできません。
それでもだんだんと意思が通じてゆくような気持ちになるんです。
パーティの仲間と色々話して、何が少女のためになるのか
自分たちはどうするべきなのか話しているうちに少女の気持ちがつかめてくる。
旅を通じて、仲間になっていく過程が自然に理解できました。

シナリオは谷底からダンジョンをどんどん昇って地上を目指すというものです。
ですから当然、地上のように見えるようなダンジョンの構成であっても
見渡す景色の果てには必ず壁がありますし、
見上げれば霧が立ち込めていて太陽や雲、青空は見えません。
そんな状態がずーっと続きます。

ですから最後の最後、セーブポイントで青空がパーっと眼前に広がっていたとき、
思わずここまでがんばってきてよかったと、心からホッとしました。
こんなに空って青いんだと、思えるほどに鮮やかな青色。
おそらく意図的にそうした色使いをそこまで行っていなかったんだと思います。
心憎い伏線を、演出をちりばめてきていたんだとゲームスタッフに感謝しました。

エンディングも余韻の残るすばらしいものでした。
ラスボスを倒すことで少女からも世界からも魔法の力が消えてしまい、
プレイヤーたちの世界と少女の世界を繋いでいた魔力も無くなってしまいます。
ですが、少女は「魔法の言葉をつぶやけば私たちの旅の思い出がよみがえる」と
迷いなく言ってのけるんですね。
ありがちなセリフと言ってしまえばそれまでなんですが
そこまでもうほんと苦労してダンジョンをくぐりぬけてきた、
その間いろいろと言葉を交わし、チャットして深めてきた仲間としての繋がりがあるだけに
これが陳腐なセリフとして埋もれてしまわないあたりがこのゲームの良さなんだと思います。
クリアすることによってたどり着いたゴールが素晴らしいのではなく、
その道程に知らず知らずの間に築き上げた思い出こそが
エンディングに値するものだという点では、
ある種スタンドバイミー的なシナリオだったのではないかと思います。


ただし、最初に書きましたがものすごい中だるみがあったのも事実なんです。
個人的にはプレイ開始から10時間くらいがものすごい億劫でした。
ゲームの楽しみ方、システムへの接し方がつかめれば
スイスイとプレイできるんですが、この壁を越えられるか投げ出すかが
このゲームの評価の分かれ目なんだろうと思います。

何しろ目に見えるシナリオ的なご褒美が何もない。
進んでいる実感もあまりないですし、置かれている環境もそうそう変わらない。
女の子は一体誰なのか、この世界は何なのか、なぜ接続されているのかなど
その辺の情報がまったく明かされていかないんです。
その上戦闘システムもマップ探索も変わり映えしない状態で
例えば苦戦してたモンスター相手にメラミが使えるようになって一発撃破!みたいな
爽快感もあんまりないんですよね。
プレイを続けていればこの世界、パーティ、少女との会話における全ての雰囲気が
心地よくなって旅を続けること自体に楽しみを見いだせるのですが
そこまで至れるかどうかがひとつの山であるように思いました。


絶賛されるような最優秀作品ではありませんが、
クリアした人の心に必ず何かを残す良作です。
プレイしてよかったと胸を張って言いたいですね。面白かった!


今週のボンバーガイ

次はカルドセプトやります。

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