ワイルドアームズ セカンドイグニッションをクリアしました!
クリア時のプレイ時間は33時間12分。最終レベルはアシュレーLV.46、他メンバーLV.43でした。
このゲームのことを語ろうと思ったらどう考えたってネタバレを前提に話さざるを得ないッ!
ラストバトルからエンディングに連なる流れで俺が受けた感動をッ!
揺さぶられたこの心情をここに記さずしてなんの感想かッ!!!
というわけで旧作も旧作、PS1時代のゲームですがネタバレ前提で書くのでご注意ください。
このゲームに対してはいろいろと「どうなの?」って思うところもあって、正直言ってあんまりおススメしがたい要素もあったわけ!
でももうそんなのどうでもよくなっちゃうくらいラストバトルからエンディングに連なる流れが最高なわけですよ!!!
なんつってもラストバトル、ロードブレイザー戦が最高に笑っちゃうくらい盛り上がってすげーいい!
こんなん見せられたらいいというほかないですよ!
ここまでの長い、つらく苦しかった冒険、仲間との信頼の揺らぎや絆の再確認、帰りを待つ女性との気持ちのすれ違いやそこからくる苦悩、望まずして自らに課せられた超大に過ぎる負荷とその枷が秘めた過去、自分の信念・戦う理由・そして目指すべき未来に対する葛藤!
それらが全てこのラストバトル、そこへ至るまでの長い長いオープニングであって、積み重ねであって、それらがあったからこその「英雄なんていらない、俺らはファルガイアに住むみんなの力で困難に立ち向かい、打ち勝つんだ」という心からの叫びの強さ、説得力、納得感!
序盤でやむに已まれず、すがりつくようにアガートラームを抜いたあの時とは違う!
明確な意志を持ち、強さの源泉を理解し、確かな未来を見据えて、文字通り「この世界のすべての人」と「この世界が好きだから」「帰ることのできる場所を守りたいから」という思いを、願いを一つにして、ただそこにいるという理由だけでアガートラーム抜くアシュレー!
これまでの冒険で出会ったすべての人々の意志を確認するように、願いを受け止めるようにフォースを費やし、アガートラームを振るう演出がマジで極まっている!!!
そりゃ言ったら「いのる」なんですよ。
なんですけど積み重ねの丁寧さ、熱さにベクトルを振り切った演出、カッコよすぎるBGM、力強すぎるメッセージ、そして何より押し寄せる熱量の勢いがこのゲームのラストを最高に演出しまくっている!!!
ワイルドアームズ初代もラストバトルはどちらかというとイベントバトルに近い戦闘で、バランス的にも負けようがない設定だったことを思い返すと、そうした伝統をきちんと引き継いでいるワイルドアームズ2なんだなと思います。
ただ、やりたいこと、プレイヤーに見せたいことをきっちり演出しきっているという面で格段にクォリティアップしていて驚きましたねー。
ラストバトル後のシリーズ恒例、おなじみめちゃめちゃ長くて丁寧なエンディングもよかったです。
なんつっても最後の「どんな時でも1人じゃない」のアシュレーのセリフがよかったなー。
このメッセージ、アシュレーに対するマリナからのメッセージ、「私がいるよ」「私があなたの帰りを待っているよ」「だから必ず帰ってきてね」という意味合いだと最後まで思っていたのですが、そうではなかったと最後の最後に気づいたときに身震いしました。
「あなたは一人じゃない」とは、「俺たち、私たち全員がいる」「世界中のみなが心を、気持ちを、思いを一つにしている」「だからあなたが全てを背負う必要は無い」という意味なんですね!
これがすごい!
再三の葛藤の末にアシュレーがたどり着いた「1人の英雄が全てを背負って消費される必要はない」という結論を歌っていたと気づいて、なんかもう、すげーなと、すげーいいなと思いました。
もう色々あったけどラストバトルからエンディングに連なる流れで全部どうでもよくなっちゃうからぜーんぶ蛇足なんですが、一応言っておきます!
このゲーム、戦闘バランスがもうとにかくガバガバでザコからボスからとにかく敵が弱くて戦闘が作業になっちゃってるんですよ!
直前までプレイしてたメガテン5との落差がまあとにかく激しすぎて「あれっ、間違えて難易度セーフティのDLコンテンツをPSストアから落としちゃったかな?」とか疑うレベル。
ザコはそれでもいいのかもわかりませんが、ボスに至っても初手全体回復を毎ターンかけておけば基本的に死なないし、あとは毎ターンフォースがたまるのを待ってタコ殴りしていけば危なげなく勝利できる。
戦闘に関する盛り上がりがもうホントに道中全くないんですね。
そんでもって最近のゲームと比べるのは酷だとわかってますがまぁとにかくテンポも悪いんですよ!
イベントのノリもハマる時はガチッとハマるけどプレイヤーを置いていっちゃう時は高速で時空の彼方まで置いていっちゃうクセの凄すぎるゲーム。
正直私も相変わらずのワイルドアームズだと感じながらやってましたが、ついていけない時もあった!
開発陣としては、発売時期の幸運もあってワイルドアームズ初代がヒットしたもんだから、2を作るにあたっては好き放題に好きなものを嬉々として盛り込みまくって開発した印象。
俺はこれが好きなんだ!どうだ!お前らも好きだろう!のオンパレード!!!
好き好き好きの大行列が俺の前で大渋滞してて、なおかつその要素要素の味付けがめちゃめちゃに特濃なもんだからもうなんていうかスゴい!
誤解を恐れず言えば、すっげーツクール的なノリで押し切った、とがりきった作品だと思いました。
こういうゲームがパッケージで市販され、結果としてめちゃめちゃ評価されてる現実がすごい!
ブラッドが信頼に足る仲間なのかどうか、数々の伏線がシナリオ的な先の読めなさを演出する中でのアルケミックプラントはダンジョンの作りも面白く、楽しめました。
その結末として、アシュレーが仲間であるブラッドを信じることを選択し、かつブラッドが単身プラントの破壊に挑む流れはかなりよかった!
ブラッドの心境は比較的あっさり描かれていましたが、彼自身、前々から死に場所を求めていたこともうかがえ、かなりくるものがありました。
ブラッドはすでに自身が過去の人間、役目を終えた人間であって、アシュレーら若い世代とは違うということを強く感じ、自ら壁を作っていたんだろうなぁと、流れが非常にしっくりきましたね。
その後、冒険を経る中でアシュレーがブラッドならどう考えたか、自身がブラッド足ろうとする様子が細かく描写されるのがまたよかったですねー。
しっかりなくなったブラッドが生き残ったアシュレーらの中では息づいていることで、アシュレーらはブラッドの死を無駄にせず、死によって強くなったということがいっときのイベントだけでなく、その後の流れの中でも丁寧にプレイヤーにわかるよう描写されるのが好印象でした。
そんな風に感心してたもんですから、よもやブラッドがパーティに復帰するとは思わず、心の底から驚いたんですけどね!!!
開発陣が、意識してこのバランスで設計していることが分かって安心したというのもありますね。
道中のザコやボスは弱い目に設定して、最後の盛り上がりのところでググッと難易度を引き上げてカタルシスを引き出すような設計になってました。
アシュレーとティム、マリアベルでカイバーコア戦に臨みましたが、状態異常の雨嵐で回復が追い付かなくなりティムとマリアベルが陥落、ナイトブレイザー化したアシュレーでタイマン勝負を行うことに!
HPの回復にせよ、状態異常からの復帰にせよアイテム頼みの戦法で、こっちが混乱しちゃったらもうあとは治ることを祈るだけという完全に運任せの戦闘スタイル。
HP完全回復薬草のフルリヴァイブが尽き、あとはヒールポーションが足りるかどうかというギリギリのバトルでしたが、どーにかこーにか勝ててよかったです。
いやー、ワイルドアームズってのは不思議なゲームですね。
道中いろいろと思うところはあるんですが、もうホント最後をきっちりまとめる力が群を抜いて秀逸なゲームだってのが1, 2をやって強く印象に残りました。
これでゲームアーカイブスでプレイ可能なPS1の2作はやってしまったのですが、最後に一作、PSPのクロスファイアもやっておきたいところ!
こちらも楽しみです。
次はトライアングルストラテジーをやります!
もうあなたと同じ未来を見ることができない!!!
クリア時のプレイ時間は33時間12分。最終レベルはアシュレーLV.46、他メンバーLV.43でした。
このゲームのことを語ろうと思ったらどう考えたってネタバレを前提に話さざるを得ないッ!
ラストバトルからエンディングに連なる流れで俺が受けた感動をッ!
揺さぶられたこの心情をここに記さずしてなんの感想かッ!!!
というわけで旧作も旧作、PS1時代のゲームですがネタバレ前提で書くのでご注意ください。
とにかくラストの展開が最高
もうね、いろいろ言いたいことあったわけ!このゲームに対してはいろいろと「どうなの?」って思うところもあって、正直言ってあんまりおススメしがたい要素もあったわけ!
でももうそんなのどうでもよくなっちゃうくらいラストバトルからエンディングに連なる流れが最高なわけですよ!!!
なんつってもラストバトル、ロードブレイザー戦が最高に笑っちゃうくらい盛り上がってすげーいい!
こんなん見せられたらいいというほかないですよ!
ここまでの長い、つらく苦しかった冒険、仲間との信頼の揺らぎや絆の再確認、帰りを待つ女性との気持ちのすれ違いやそこからくる苦悩、望まずして自らに課せられた超大に過ぎる負荷とその枷が秘めた過去、自分の信念・戦う理由・そして目指すべき未来に対する葛藤!
それらが全てこのラストバトル、そこへ至るまでの長い長いオープニングであって、積み重ねであって、それらがあったからこその「英雄なんていらない、俺らはファルガイアに住むみんなの力で困難に立ち向かい、打ち勝つんだ」という心からの叫びの強さ、説得力、納得感!
序盤でやむに已まれず、すがりつくようにアガートラームを抜いたあの時とは違う!
明確な意志を持ち、強さの源泉を理解し、確かな未来を見据えて、文字通り「この世界のすべての人」と「この世界が好きだから」「帰ることのできる場所を守りたいから」という思いを、願いを一つにして、ただそこにいるという理由だけでアガートラーム抜くアシュレー!
これまでの冒険で出会ったすべての人々の意志を確認するように、願いを受け止めるようにフォースを費やし、アガートラームを振るう演出がマジで極まっている!!!
そりゃ言ったら「いのる」なんですよ。
なんですけど積み重ねの丁寧さ、熱さにベクトルを振り切った演出、カッコよすぎるBGM、力強すぎるメッセージ、そして何より押し寄せる熱量の勢いがこのゲームのラストを最高に演出しまくっている!!!
ワイルドアームズ初代もラストバトルはどちらかというとイベントバトルに近い戦闘で、バランス的にも負けようがない設定だったことを思い返すと、そうした伝統をきちんと引き継いでいるワイルドアームズ2なんだなと思います。
ただ、やりたいこと、プレイヤーに見せたいことをきっちり演出しきっているという面で格段にクォリティアップしていて驚きましたねー。
ラストバトル後のシリーズ恒例、おなじみめちゃめちゃ長くて丁寧なエンディングもよかったです。
なんつっても最後の「どんな時でも1人じゃない」のアシュレーのセリフがよかったなー。
このメッセージ、アシュレーに対するマリナからのメッセージ、「私がいるよ」「私があなたの帰りを待っているよ」「だから必ず帰ってきてね」という意味合いだと最後まで思っていたのですが、そうではなかったと最後の最後に気づいたときに身震いしました。
「あなたは一人じゃない」とは、「俺たち、私たち全員がいる」「世界中のみなが心を、気持ちを、思いを一つにしている」「だからあなたが全てを背負う必要は無い」という意味なんですね!
これがすごい!
再三の葛藤の末にアシュレーがたどり着いた「1人の英雄が全てを背負って消費される必要はない」という結論を歌っていたと気づいて、なんかもう、すげーなと、すげーいいなと思いました。
バランスとイベントに関する蛇足
なもんだからこれからいう事は全て蛇足!もう色々あったけどラストバトルからエンディングに連なる流れで全部どうでもよくなっちゃうからぜーんぶ蛇足なんですが、一応言っておきます!
このゲーム、戦闘バランスがもうとにかくガバガバでザコからボスからとにかく敵が弱くて戦闘が作業になっちゃってるんですよ!
直前までプレイしてたメガテン5との落差がまあとにかく激しすぎて「あれっ、間違えて難易度セーフティのDLコンテンツをPSストアから落としちゃったかな?」とか疑うレベル。
ザコはそれでもいいのかもわかりませんが、ボスに至っても初手全体回復を毎ターンかけておけば基本的に死なないし、あとは毎ターンフォースがたまるのを待ってタコ殴りしていけば危なげなく勝利できる。
戦闘に関する盛り上がりがもうホントに道中全くないんですね。
そんでもって最近のゲームと比べるのは酷だとわかってますがまぁとにかくテンポも悪いんですよ!
イベントのノリもハマる時はガチッとハマるけどプレイヤーを置いていっちゃう時は高速で時空の彼方まで置いていっちゃうクセの凄すぎるゲーム。
正直私も相変わらずのワイルドアームズだと感じながらやってましたが、ついていけない時もあった!
開発陣としては、発売時期の幸運もあってワイルドアームズ初代がヒットしたもんだから、2を作るにあたっては好き放題に好きなものを嬉々として盛り込みまくって開発した印象。
俺はこれが好きなんだ!どうだ!お前らも好きだろう!のオンパレード!!!
好き好き好きの大行列が俺の前で大渋滞してて、なおかつその要素要素の味付けがめちゃめちゃに特濃なもんだからもうなんていうかスゴい!
誤解を恐れず言えば、すっげーツクール的なノリで押し切った、とがりきった作品だと思いました。
こういうゲームがパッケージで市販され、結果としてめちゃめちゃ評価されてる現実がすごい!
ブラッドの過去周りのイベントは秀逸
そんな中、印象的だったのがブラッドの過去周りのイベントですね。緊張感もあり楽しかったです。ブラッドが信頼に足る仲間なのかどうか、数々の伏線がシナリオ的な先の読めなさを演出する中でのアルケミックプラントはダンジョンの作りも面白く、楽しめました。
その結末として、アシュレーが仲間であるブラッドを信じることを選択し、かつブラッドが単身プラントの破壊に挑む流れはかなりよかった!
ブラッドの心境は比較的あっさり描かれていましたが、彼自身、前々から死に場所を求めていたこともうかがえ、かなりくるものがありました。
ブラッドはすでに自身が過去の人間、役目を終えた人間であって、アシュレーら若い世代とは違うということを強く感じ、自ら壁を作っていたんだろうなぁと、流れが非常にしっくりきましたね。
その後、冒険を経る中でアシュレーがブラッドならどう考えたか、自身がブラッド足ろうとする様子が細かく描写されるのがまたよかったですねー。
しっかりなくなったブラッドが生き残ったアシュレーらの中では息づいていることで、アシュレーらはブラッドの死を無駄にせず、死によって強くなったということがいっときのイベントだけでなく、その後の流れの中でも丁寧にプレイヤーにわかるよう描写されるのが好印象でした。
そんな風に感心してたもんですから、よもやブラッドがパーティに復帰するとは思わず、心の底から驚いたんですけどね!!!
ラスボス手前がきちんと強いのも好印象
最後に一転、戦闘バランスがガバガバだったワイルドアームズ2ですが、ラスボスひとつ手前のカイバーコアが桁違いに強かったのがよかったです。開発陣が、意識してこのバランスで設計していることが分かって安心したというのもありますね。
道中のザコやボスは弱い目に設定して、最後の盛り上がりのところでググッと難易度を引き上げてカタルシスを引き出すような設計になってました。
アシュレーとティム、マリアベルでカイバーコア戦に臨みましたが、状態異常の雨嵐で回復が追い付かなくなりティムとマリアベルが陥落、ナイトブレイザー化したアシュレーでタイマン勝負を行うことに!
HPの回復にせよ、状態異常からの復帰にせよアイテム頼みの戦法で、こっちが混乱しちゃったらもうあとは治ることを祈るだけという完全に運任せの戦闘スタイル。
HP完全回復薬草のフルリヴァイブが尽き、あとはヒールポーションが足りるかどうかというギリギリのバトルでしたが、どーにかこーにか勝ててよかったです。
いやー、ワイルドアームズってのは不思議なゲームですね。
道中いろいろと思うところはあるんですが、もうホント最後をきっちりまとめる力が群を抜いて秀逸なゲームだってのが1, 2をやって強く印象に残りました。
これでゲームアーカイブスでプレイ可能なPS1の2作はやってしまったのですが、最後に一作、PSPのクロスファイアもやっておきたいところ!
こちらも楽しみです。
次はトライアングルストラテジーをやります!
もうあなたと同じ未来を見ることができない!!!
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