バテンカイトスをクリアしました!
11/27頃クリア。主人公カラスの最終レベルは76。クリア時間はED後のセーブデータで40時間16分。
HD Remaster版のお助け要素であるゲーム 2倍速、戦闘 2倍速で始終プレイしていたため、原作のゲームキューブ版と比べるとかなり早くクリアできたのではないかと思います。
マップの歩行にせよ戦闘にせよ昔のゲームらしくかなりモッサリした間で進むため、ぶっちゃけこのお助け要素にはかなり助けられました。
序盤では、このゲームをどう認識すればよいかかなり悩みながらプレイしていたものでしたが、プレイ時間を重ねるうちにこのゲームがいかにプレイヤーを楽しませようと真摯に取り組んでいるか分かり、なんつーかもうすげー感謝を伝えたくなりました。
戦闘にせよダンジョン構成にせよキャラクタの掘り下げにせよもうマジで抜かりがない!
そりゃあ古臭い所はあるよ!
さっきも言った通りテンポは悪いしグラフィックも古臭い!
ダンジョン構成にしたって、一つ一つのダンジョンに固有のギミックを用意してプレイヤーを悩ませるなんてーのは一昔前のRPGのお作法といわれりゃそうなのかもしれん!
でも全体に漂う丁寧さがホントに心地いいの!プレイヤーをしっかりこのゲームを通じてもてなそうと、楽しませようという気概をスゲー感じる!
戦闘もカードゲームを絡めた目新しいシステムである一方でバランスもきっちり調整できていて好印象。
ボスがきっちり強いのがすごくいいんですよ。
中盤のジャコモ戦、皇帝ゲルドブレイム戦、闇カラス戦あたりがシナリオの盛り上がりもあってかなりの白熱ぶりで、どいつも手ごわくってマジで負けるかと思いました。
それでいてカードのチョイスがバシッと決まるとダメージがガツンと入るのがものすごく爽快!
フラッシュやストレートをガンガン狙っていきたくなりましたねー。よくできてました。
序盤はねー、なんかこう不親切なゲームだなーって印象だったんです。
仲間キャラクターの個性がめちゃめちゃに立っている一方で、ぜんぜんキャラクターそれぞれの背景や目的、心情が細かく明かされないままにシナリオが進んでく。
ぶっちゃけ主人公であるカラスですら、なんのために旅をしているのか、目的が全然わからない!
とはいえ目先の問題があるもんだからなし崩し的に世界各地に散らばるエンドマグナスを解放するたびに出ることになっちゃう。プレイヤーはどんどん展開に流されちゃう。
でもね、これ全然違和感感じなかったんですよ。
だってそうでしょ!そういうゲームって昔けっこうあったなとか思っちゃうでしょ!
言ったらゲームキューブ時代のレトロゲーですよ!
そういう作り込みだったとしてもまーしょうがないかみたいな気持ちでプレイするでしょ!
「わぁ、このゲーム全然説明ねえな!でもまあ、そんなもんか!戦闘面白いし、いいか!」みたいなノリでプレイしてましたよ!
プレイヤーはカラス本人ではなく、カラスにとりついた精霊としてこのゲームに触れることになるんですが、この精霊である自分の生い立ちすらろくに明かされないんです。
このゲームマジでやってくれたなと思いました。
序盤、ひたすらカラスたちがズンズンと進み、行動していくわけですが、カラスはプレイヤー自分自身ではなく、プレイヤーは精霊すなわち半ば部外者として、カラス自身が考え行動するの帯同しているだけなんですよ!
精霊という立場にプレイヤーを押し込めることで、説明して主人公に理解してもらう必要がなくなる、プレイヤーが理解できなくても、主人公が納得したならそれで物語が進んじゃうっつうのはマジで発明!
カラスにどんな背景があって、そのうえでどう納得して、どうしようとしてるかなんてわかるはずがないんです!そりゃそうだ!マジでこの設定考えた人は神だなと思いました。
不親切なゲームだなぁなんて思ってたんですが、ゲーム的な説明不足を逆手に取った数々のシナリオ上の仕掛けにはいやもうマジで見事という他ないです。
だからこそ序盤のパーティメンバーに漂う「こいつら一緒にいるけど腹の中全然わからねえし信用ならねえな」っていう雰囲気が、中盤以降、様々な障害を経て目的を一つとすることで絆が深まっていく様はマジでよかったです。
やっててほんとに楽しかったし、序盤の不親切さ、不穏さが意図的な描写だったってのがよくわかったんですね。ホントにうまかった。
中盤の闇カラス戦ではシェラに語り掛けるプレイヤーの言葉(選択肢)の一つ一つに感情移入できましたし、この後のシナリオを大きく変えるのではないかと手に汗握るものになりました。
シェラの献身をその目で見てきた自分としては、カラスの人となりを近くで見てきた自分としては、闇に落ちたとはいえカラスをシェラに殺させるだなんて選択肢は選べないわけですよ!
横で仲間らが倒れてても、この選択により世界が滅びの淵に陥ろうとも、それだけはやっちゃあかん!
で、選択の結果、カラスが邪神の呪縛を表す「白い翼」を自ら引きちぎって目を覚ますシーンは激アツ!
人が神を超える!それが見たかったのよ!いい!!!
復帰したカラスがなんだか弱いのもご愛嬌ってことよ!!!
その後はもう面白い面白いの連続でした。
キャラクターを丁寧に掘り下げていくわけですが、中でもミズチ様の掘り下げはよかったですねー。
得体のしれない仮面野郎が、単なる等身大の女の子だとわかっていく過程がすごくよかったです。気に入りました。
エンディングに至ってもなお「ホント俺何も知らねーのな!」状態。
で、そんな中にあって何よりよかったのが最終的にしっかりハッピーエンドで締めくくられること!主要な人物がしっかり生き残ること!
誰かの犠牲で救われる世界では無く!皆を救ってその後の世界で生きるということですよ!
最後の最後までカラスとシェラ、どちらかが欠けてしまうんじゃないかと気が気じゃなかったけど、信じていてよかった!!!
そんでもって精霊である俺ともしっかり邂逅して別れを告げて終わる!すげーちゃんとやってる!きちんとオチをつけてて本当によくできてる!いやもうこのゲームすげえの一言ですよ!
パッケージイラストからしてテイストが独特だったり、今からすりゃ演出や表現が古臭かったりもするんですが、もう終わってみりゃ最高の一言でした。
ここまでネタバレしといてなんだという感じではありますが、ぜひ皆さんプレイしてください!
2も楽しみです!
今回クリアしたのは1だけ。2は未プレイです。
11/27頃クリア。主人公カラスの最終レベルは76。クリア時間はED後のセーブデータで40時間16分。
HD Remaster版のお助け要素であるゲーム 2倍速、戦闘 2倍速で始終プレイしていたため、原作のゲームキューブ版と比べるとかなり早くクリアできたのではないかと思います。
マップの歩行にせよ戦闘にせよ昔のゲームらしくかなりモッサリした間で進むため、ぶっちゃけこのお助け要素にはかなり助けられました。
古臭さはあるものの全体的に丁寧なつくり
いやーおもしろかった!序盤では、このゲームをどう認識すればよいかかなり悩みながらプレイしていたものでしたが、プレイ時間を重ねるうちにこのゲームがいかにプレイヤーを楽しませようと真摯に取り組んでいるか分かり、なんつーかもうすげー感謝を伝えたくなりました。
戦闘にせよダンジョン構成にせよキャラクタの掘り下げにせよもうマジで抜かりがない!
そりゃあ古臭い所はあるよ!
さっきも言った通りテンポは悪いしグラフィックも古臭い!
ダンジョン構成にしたって、一つ一つのダンジョンに固有のギミックを用意してプレイヤーを悩ませるなんてーのは一昔前のRPGのお作法といわれりゃそうなのかもしれん!
でも全体に漂う丁寧さがホントに心地いいの!プレイヤーをしっかりこのゲームを通じてもてなそうと、楽しませようという気概をスゲー感じる!
戦闘もカードゲームを絡めた目新しいシステムである一方でバランスもきっちり調整できていて好印象。
ボスがきっちり強いのがすごくいいんですよ。
中盤のジャコモ戦、皇帝ゲルドブレイム戦、闇カラス戦あたりがシナリオの盛り上がりもあってかなりの白熱ぶりで、どいつも手ごわくってマジで負けるかと思いました。
それでいてカードのチョイスがバシッと決まるとダメージがガツンと入るのがものすごく爽快!
フラッシュやストレートをガンガン狙っていきたくなりましたねー。よくできてました。
シナリオの見せ方が不親切だと本気で思ってた
で、なんと言ってもこのゲームを語る上で欠かせないのはシナリオの巧妙さです。序盤はねー、なんかこう不親切なゲームだなーって印象だったんです。
仲間キャラクターの個性がめちゃめちゃに立っている一方で、ぜんぜんキャラクターそれぞれの背景や目的、心情が細かく明かされないままにシナリオが進んでく。
ぶっちゃけ主人公であるカラスですら、なんのために旅をしているのか、目的が全然わからない!
とはいえ目先の問題があるもんだからなし崩し的に世界各地に散らばるエンドマグナスを解放するたびに出ることになっちゃう。プレイヤーはどんどん展開に流されちゃう。
でもね、これ全然違和感感じなかったんですよ。
だってそうでしょ!そういうゲームって昔けっこうあったなとか思っちゃうでしょ!
言ったらゲームキューブ時代のレトロゲーですよ!
そういう作り込みだったとしてもまーしょうがないかみたいな気持ちでプレイするでしょ!
「わぁ、このゲーム全然説明ねえな!でもまあ、そんなもんか!戦闘面白いし、いいか!」みたいなノリでプレイしてましたよ!
プレイヤーはカラス本人ではなく、カラスにとりついた精霊としてこのゲームに触れることになるんですが、この精霊である自分の生い立ちすらろくに明かされないんです。
不親切さが伏線だと知ってマジでビビる!
いやそれがもう全部伏線というか設定を尊重した結果だったと知った時にはもうマジで恐れ入りました。このゲームマジでやってくれたなと思いました。
序盤、ひたすらカラスたちがズンズンと進み、行動していくわけですが、カラスはプレイヤー自分自身ではなく、プレイヤーは精霊すなわち半ば部外者として、カラス自身が考え行動するの帯同しているだけなんですよ!
精霊という立場にプレイヤーを押し込めることで、説明して主人公に理解してもらう必要がなくなる、プレイヤーが理解できなくても、主人公が納得したならそれで物語が進んじゃうっつうのはマジで発明!
カラスにどんな背景があって、そのうえでどう納得して、どうしようとしてるかなんてわかるはずがないんです!そりゃそうだ!マジでこの設定考えた人は神だなと思いました。
不親切なゲームだなぁなんて思ってたんですが、ゲーム的な説明不足を逆手に取った数々のシナリオ上の仕掛けにはいやもうマジで見事という他ないです。
不穏な雰囲気を経ての絆の深まりが心地いい!
その後も各キャラクターそれぞれの素性が徐々にわかっていくんですが、もうマジで知らねえの俺だけ~っ!て感じでビビってました。だからこそ序盤のパーティメンバーに漂う「こいつら一緒にいるけど腹の中全然わからねえし信用ならねえな」っていう雰囲気が、中盤以降、様々な障害を経て目的を一つとすることで絆が深まっていく様はマジでよかったです。
やっててほんとに楽しかったし、序盤の不親切さ、不穏さが意図的な描写だったってのがよくわかったんですね。ホントにうまかった。
中盤の闇カラス戦ではシェラに語り掛けるプレイヤーの言葉(選択肢)の一つ一つに感情移入できましたし、この後のシナリオを大きく変えるのではないかと手に汗握るものになりました。
シェラの献身をその目で見てきた自分としては、カラスの人となりを近くで見てきた自分としては、闇に落ちたとはいえカラスをシェラに殺させるだなんて選択肢は選べないわけですよ!
横で仲間らが倒れてても、この選択により世界が滅びの淵に陥ろうとも、それだけはやっちゃあかん!
で、選択の結果、カラスが邪神の呪縛を表す「白い翼」を自ら引きちぎって目を覚ますシーンは激アツ!
人が神を超える!それが見たかったのよ!いい!!!
復帰したカラスがなんだか弱いのもご愛嬌ってことよ!!!
その後はもう面白い面白いの連続でした。
キャラクターを丁寧に掘り下げていくわけですが、中でもミズチ様の掘り下げはよかったですねー。
得体のしれない仮面野郎が、単なる等身大の女の子だとわかっていく過程がすごくよかったです。気に入りました。
エピローグまでしっかりまとめ上げてくれる!
エピローグもなかなか気の抜けない内容になってて、次々と真相が明かされていくのには驚きました。エンディングに至ってもなお「ホント俺何も知らねーのな!」状態。
で、そんな中にあって何よりよかったのが最終的にしっかりハッピーエンドで締めくくられること!主要な人物がしっかり生き残ること!
誰かの犠牲で救われる世界では無く!皆を救ってその後の世界で生きるということですよ!
最後の最後までカラスとシェラ、どちらかが欠けてしまうんじゃないかと気が気じゃなかったけど、信じていてよかった!!!
そんでもって精霊である俺ともしっかり邂逅して別れを告げて終わる!すげーちゃんとやってる!きちんとオチをつけてて本当によくできてる!いやもうこのゲームすげえの一言ですよ!
パッケージイラストからしてテイストが独特だったり、今からすりゃ演出や表現が古臭かったりもするんですが、もう終わってみりゃ最高の一言でした。
ここまでネタバレしといてなんだという感じではありますが、ぜひ皆さんプレイしてください!
2も楽しみです!
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