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フロントミッション 1st をクリアしました!


こんなCMでしたっけ?何にも覚えてない…

最終章前の最終セーブデータでプレイ時間が26時間27分。おそらくクリアまで
入れると27時間ちょっとくらいか。主人公レベルは34でした。面白かった!
ブレイブリーデフォルト2のロスを超え、サガフロリマスターの合間時間で
プレイできる作品ということで突発的に選ばれた、あまりこれまで視野に
入っていなかった作品でしたが、想像・期待以上に楽しませてもらいました。

絵作りの渋さにしびれる

まずはその雰囲気ですよね。終始一貫した硬派な絵作りが非常に好感食でした。
なんといっても天野デザインを前面に押し出したグラフィック。女子供は
黙ってろといわんばかりの無骨なキャラクターが右から左から現れる展開に
シビレまくりました。なんてったって酒場でたむろしてるモブキャラですら
顔グラフィックがシブい!こいつら全員仲間になるんじゃないかと思うくらい
個性が強い!

そんでもってインタフェースがものすげえ無骨!いや、これ、なんつーか
狙ったものではないんでしょうけど、今この令和の世にプレイしてみると
このとっつきにくさ、シンプルさ、ユーザーアンフレンドリーさか
逆に世界観を形作っているように思えました。正直ヴァンツァーの装備を
整えたりアイテムを持たせたりするのすらかなり手間取るので
プレイ当初はかなり面倒さも感じたのですが、終盤にかけてその手間に
慣れてきたこともあり「そりゃ戦場に出るなら時間もかかるよな」と
納得してしまうほどに。こうじゃなきゃならねえよなと今なら言える!

戦場と酒場、コロシアムと司令室、武器屋しかない煙臭い世界。
出てくる連中も飾りっ気のない大人の男女と老人くらいしかいないという
ゲームですが、なんというか、その徹底ぶりがすごくよかったです。
ベイグラントストーリーに通ずるものを感じましたねー。

終盤のシナリオ&戦闘バランスの爽快感がもはや奇跡レベル

OCUに傭兵として従軍し、USNとの戦争を繰り広げる序盤から、
テロリスト集団である「ハフマンの魂」退治に至るまでの展開では
指揮官であるオルソンの言いなりにならざるを得ず、主人公ロイドや
プレイヤーの意志・選択の自由はほぼ無いんですね。加えて戦争が
どっちへ転ぶか分からず、かつほのめかされる伏線の不気味さが
先々の展開に不安をあおるもんだから、主人公ロイドにとっても
プレイヤーにとってもモヤモヤとした、どこか納得感のない、鬱屈し、
重たい展開が続いている印象がありました。
このまま最後まで行っちまうのかなと正直不安に感じていたのですが、
そこへきてドリスコルを直接ぶっ飛ばしてからの展開のカタルシスがヤバい!
めちゃめちゃスカッとしてよかったです。

ロイドが自らの道を選び、すべての謎を解き明かす過程で
これまでムカついてた野郎どもを全員ぶっ飛ばして、それでいて立場上
オルソン側につかざるを得なかったナタリーらがちゃんと自分の意志で
プレイヤー側に戻ってきたり、ブレイクウッドが改心したりと、
爽快感を削がない展開が続くのがとてもいいですね。
さらに畳みかけるように矢継ぎ早にシナリオが展開するのも
クライマックスに向けて一直線に盛り上がりを感じられて高揚感がすげえ。

一方ゲームバランス面でも中盤までは敵は強いわ、金が無くて装備を
整えらんないわで、けっこうピリピリした戦闘が続いて
それはそれでストレスを感じてたんですよ。そこへきてロイドが自立する
あたりで自軍の連中のスキルが充実してきてゲームバランス的にも
かなり楽になるんですね。格闘専門で育ててたJ.J.、ヤン、グレゴリオが
先制攻撃&三連続パンチで敵の右手左手ボディをガン殴りして、
近距離メインのナタリーやアルダーが先制&パーツ狙い撃ち&両手武器の
連続攻撃でマシンガンをぶっ放しまくるようになると、途端に
出てくる敵出てくる敵を片っ端から殲滅しまくれるようになるのが
すげー気持ちよかったです。これまで俺たちをだましていいように
使ってくれてたムカつくシャアもどきのオルソンを瞬殺で両腕もいでやったり
ヘリコプター奪取に向けて一直線に敵を爆散させながら全軍突撃できるのが
スピード感あって最高!一気にプレイできました。

シナリオの展開も手伝って、主人公ロイドの吹っ切れた感じが
ゲーム的によく表現されてたと思いますねー。いや、シナリオはかなり重くて
胎児の脳を摘出してパンツァーのデバイスにするだとかいう、
けっこう心にくるものもあるんですが、そういうの考案したバカどもを
バンツァーで物理的に殴ってぶっ飛ばすプレイングがたまらない!
これが狙い通りだとすればすばらしいバランス調整だと思いました。

そんでもって忘れちゃならないのが戦闘曲のかっこよさです。
味方フェーズのThe Evils of Warが印象的。かなり盛り上げてくれました。
何となくライブアライブに似てるなーと思ってクリア後に調べてみたら
やっぱり作曲者は下村さん。発売時期もライブアライブが1994年2月、
フロントミッションが1995年2月で音源的にも被ってるんですかねー。

余韻を感じさせるスタッフロールは珠玉の出来

最後に印象的だったイベントについて。
まずはやっぱりナタリー復帰時のイベントがよかったですね。
ナタリーがこれまでロイドをだましていたことを告白し、懺悔するも
それに対し多くを語らないロイド。

「ついてくるか?俺たちは、もう長くは生きられない。」

うおーーっ、しぶい!!!
その後も好意をほのめかしながらも、それにとどまるあたりの関係性が
よかったですね。そうそう、この程度でいいんだとうなずいたもんです。

あと忘れちゃいけないのがエンディング!
ラスボス撃破後の仲間たちのシルエットがめいめいに夕闇に散っていくシーンの
醸す雰囲気はもうフロントミッションならでは。こういう締め方があるかと
感嘆しました。いやね、もう余韻が素晴らしいの一言ですよ!
間違いなくハッピーエンドなんだけど、経緯や犠牲、将来を考えると
手放しでは喜べない。特にサカタの「時間が欲しい」という発言は見事!
悲しい戦争だった、深い傷跡を残したことを強く感じさせました。

その後じっくりスタッフロールを流した後、後日談的にみんなが再集結して
ハフマン島の独立に向けて歩み出す流れはマジに最高。
いやー、いいゲームだったなーとスッキリ終わらせてくれました。



最初に書いた通り、プレイするつもりではなかったゲームだったんですが
ホントやっといてよかったと思いましたね。このタイミングでやっとかなきゃ
今後このシリーズに触れることは未来永劫無かったと思います。
PSストア完全崩壊しちゃうしさあ。ゲームアーカイブスで配信中の
2, 3, オルタナティヴも絶対に抑えておくよ!!!

次は予定通りサガフロリマスターをプレイします!

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