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このお盆を利用してオフ会がございました。
というわけで毎度のごとくオフレポを書いてゆく試み。
この歳になって思うことは日々の思い出はともかくとしても
こうした特別な催し物の記憶すらメモしておかないとどんどん風化してしまうんですね。
ぶっちゃけオフ会なんか開くたびに「今回のオフ会もいつもと同じでグダグダだった」とか
思ったりもするんですが、そうした「いつもと同じグダグダ」というものを
大事にしていきたい。おい分かってるか今私はとてもいいことを言っているぞ。

とはいっても時系列を追って全てを面白おかしくレポートするのは
あんまりにもつかれてしまうのでそこは他の人に譲って
いつものごとく印象的だった出来事ハイライトをやっていきましょう!

[日程]
8月13日(火) ~ 15日(木)
ただし私が参加した日程に限ります。ホントはもっと長かった様子。

[参加者]
<いつもいた人>
Dr.Kさん、ワイエスさん、こげさん、テリーさん、鉄くずさん、あたくし
<スポット参戦>
甘茶さん、やゆよさん

ハイライトその1
ソバ屋でどん兵衛を食うオフ

個人的にはオフ会本番の日と行って差支えない8月14日(水)、
むくりと10時前に目覚めた私でしたが、その後特に食うものも無く
流れに身を任せて本能のままに腹を減らしておりました。

そうこうしてる間に甘茶さんがやってきたりもしたのですが
みなさん相も変わらずスマブラに夢中で飯を食いに行く雰囲気も無く
まさに「俺たちはスマブラやってれば腹が膨れるんだぜ」という無言の圧力!
スマブラという永久機関を前に空腹感すらも超越した人類が目の前に!
ならば俺もスマブラに混ぜろという気にもならず
とにかく腹が減ってしょうがなくなった私は意を決してスマブラ勢に向かって
「腹が減ったんですが、昼飯はどうしましょう?」という言葉を投げかけるも
言葉が宙に舞う1/3の純情な感情状態。
こうなったら実力行使だ、ええいどけ甘茶!俺は飯を買いに行く!
最寄りのサンクスへダッシュする私。

サンクスで適当に物色をし、今日は特に何の予定も無く
ただただ時間がたって日が暮れるのを家の中で待つだけのオフ会だとにらんだ私は
昼飯代わりのビールやらポテチやらつまみの絹豆腐を買い込んで準備万全。
おっと忘れちゃならねえ昼飯はどうしようってんで
とりあえず安全パイを切り捨てる勢いでどん兵衛をGET。
ここでぬかりないのがこの私で、Kさんの家でわざわざお湯を沸かす必要もあるめえと
サンクスですぐさまお湯を注ぎこみどん兵衛を作成。
後乗せサクサク効果を狙ったかき揚げ天そばではなく
お湯で温められて上等のきつねうどんを選ぶあたりにも全方位ぬかりなし!
スマブラやってる連中がハタとその空腹感に気づいたそのとき
わきで俺がハムッ、ハフハフ、ハフッとダディクールよろしく鼻息を粗くして
どん兵衛食ってビール飲んでゲラゲラ笑うというオフ会が
今まさに完成されようとしていたのであった!

ところがどっこいそうはいかないのが世の常人の常。

Kさんの家に帰ってきて、さてどんな顔しながらどん兵衛を食ってやろうかと
どっかと腰をおろしたかおろさないかのタイミングでこげさんが

「コンキリさんこれから飯食いに行くのにどこ行ってたの」

おいちょっと待て色々言いたいことはあるがまあ何だとりあえず
今やってるそのスマブラってやつから目を離してこっちを向け甚兵衛オヤジ。
こっちは熱い中すでにどん兵衛だけじゃなくビールからつまみから
色々買ってきてさあこれから涼みながらゲームでもしながら
ゲラゲラ愉快な話をしようかねというところで「これから飯を食いに行く」とは
どういう量見だとつかみかかったところで、異変に気付いたスマブラ勢が
「どおりでちょっと見かけないと思った」 だの
「コンキリさんがどん兵衛買ってきちゃった!」 だの
「えっ、お湯まで入れてきちゃったの?なんで?」 だの言ってくれるありさま。
そりゃ買ってくるよ!買ってくるしお湯も注いでくるよ!
そうこうしつつも伸びてゆくどん兵衛。時は無慈悲。
とりあえずそこのわきでゲラゲラ笑ってる甘茶とかいう人には
俺が昼飯を買ってくるってことを伝えておいたはずだが
奴はライアーゲームに夢中だったとのこと!おふざけでないよ!!!

んで、一連のオフ会ならではなところなんですが
ここでどうしようと迷う間もなく「じゃあコンキリさん帰ってきたし飯食いに行くか」と
さも当然のように流れが組み立てられていくところがすごい。
コンキリさんは部屋でどん兵衛食ってて下さいとも
どん兵衛はとりあえず置いといて飯食いに行きましょうとも提示されず
「とりあえず俺たちは飯を食いに行く。お前がどうするかは知らん!」という
世紀末マイペース軍団!
とはいえ私も人の子でいくら冷房が効いてるとは言え
みんなが楽しそうに飯を食ってるにもかかわらずひとりで
缶ビール片手にどん兵衛を食う気にはならず、
でもでもどん兵衛をただただ伸びるがままに放置する気にもならず
あーんもうどうしたらいいの!と悩んで悩んだあげくに
一度はビニール袋から取り出したどん兵衛をそのままビニール袋に戻して
二つに割った割り箸を片手に持ったそのままの状態で
みんなについていくという選択肢を取るしかそのときの私にはできなかった!
実際そうするしかないだろ!

というわけで最寄りのソバ屋にぞろぞろと入っていく男衆。
しんがりを務めるのがこの私どん兵衛コンキリさんです。
みなさんのご好意でいちばんすみの席によせてくれはしたものの
ぶっちゃけ店内には我々のグループしかおらず
こんな店内でどん兵衛食ってたらすぐに気づかれるのは必然!
となるとその罪悪感を打ち消すには、そうだ!何か注文すればいいんだ!
でも何を注文すれば正解なんだ?そばを食うわけにもいかないし、カレーも違う。
わきに座ってるヘタレ甚兵衛はモツの煮込みを単品で頼んでひとりで食う気でいるが
そんなに食べれる気もしない。ドリンクを頼むというわけにも…、ん?

「ビールください」

にこやかだったおばちゃんが一瞬驚いた顔をして「本気ですか」と確認してきたが
当たり前だこの野郎伊達や酔狂でビール頼む輩がいるかってんだ!
このビールを頼めば!頼めばいいんだろうが!
ビールを頼みさえすれば俺はこのソバ屋でどん兵衛が食えるんだろうが!
ただただ迷惑な客になり下がってるような気も今となってはしないではないが
当時からしてみりゃこれが唯一の正解であることは火を見るより明らかだったんだ!
なんか書いててものすごくおばちゃんに悪いことをした気がしてきましたホントごめんなさい。
でもビールはよく冷えてておいしかったし、どん兵衛も伸びたとはいえうまかったよ!


反省会のコーナー

今思えば浅い付き合いでもないんですしスマブラやってる方々が
後で飯を食いに行くなんてことは容易に想像できたわけで…

そう考えるとどん兵衛ではなく、もっとどうにでもなる
お弁当とかざるソバ、おにぎりなんかを買ってくるのが一番よかったんだなぁ…

どん兵衛ってのはひょっとしたら、
一番よくない選択肢だったのかもしれないなぁ…


伝えたかったこと

ツクールのオフ会で、いくら昼に腹が減っても
どん兵衛を買ってきてはならない。

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メガテン4をクリアしました!



相変わらずプレイしていて時間を忘れるゲームでした。おもしろい!
もうほんとクエストをプレイしたり色々歩き回ったりするのが楽しい楽しい。
私はあんまりやりこみ要素を進んでやらないタイプで
一回ゲームをクリアした後にクリア後要素を楽しむこともほとんどないので
これまでのゲームでは規定レベルどおりにクリアすることが多いのですが、
今回はクリア前に最大レベルのLv.99になってしまいました。

というわけでクリア時間は 77時間30分、主人公のレベルは99です。
ほとんどのクエストを回り道しながら遊んだ上に
レベル上げがなんだか楽しくなってしまって
バッサバッサとエンカウントしまくったおかげでこのありさま。
Lv.99になってしまうと経験値が入らなくなってしまうのが初体験だったのですが
なんだか寂しい気持ちになりますね。もう終わりなのかという。
願わくばずっと歩きまわってレベル上げして遊んでいたいと思わせるつくり。
この辺はさすがです。

シナリオ的にはストレンジジャーニーと比べるとキャラがみないい奴揃いということもあり
あんまりぶっ飛んでいなかった印象。
本能的にぶっ飛んでいて笑っちゃうほど受け付けられなかったゼレーニンと比較すると
ヨナタンは友達にしたいくらいいい奴ですし、
迷いがまったくなくなっていた暴れん坊ヒメネスに比べると
ワルターはいつまでたっても迷いが吹っ切れない人間らしさがありました。
ロウにせよカオスにせよ、どちらの友人もいつまでたっても年相応の友人であり続け
意見の反発こそあれうまくやってゆける間柄だったため
狂ってる感があんまり出ておらずそのあたりマイルドでした。

そういう事情もあってどちらかに肩入れするというわけでもなく
今回はニュートラルルートでどうにかこうにかパラメータを維持して
クリアすることができたのですが、なんというか、びっくりするぐらいの人間賛歌になって
そういう持って行き方をするんだなぁという驚きがありました。
とはいえ神をぶっ倒して悪魔をぶっ飛ばす過程で見られる
神も悪魔もただの裏表であり人間をコマにしか見ていない感はゲロを吐くほど見事。
どちらも人間が人間であるが故の要素であって、
その両面を素直に受け入れて、調和を持ったうえで生きてゆくという選択が
メガテンなんだなぁという。
結局どっちかに偏った選択は盲目的な幸福こそ生みはすれども
一歩引いてみれば異常というか。
ただ、それを象徴すべきキャラであるヨナタンやワルターがそこまでぶっ飛んでおらず
人間らしく、友人であり続けてしまったがために
その「盲目的な幸福」の異常性が薄まった感はあります。

逆に言えば、だからこそ人間としての選択に彼らがついてきてくれなかったことが
不幸であったとは言えるかな。
帰るべき当たり前の日常に、彼らがいてほしかったという気持ちです。
ゲーム序盤、城のてっぺんで一緒にミカド国を見下ろしたあの日々を
エンディングでも繰り返したかった。あの日々こそを取り返したかったです。
ぶっちゃけゲームプレイ中にあのシーンに触れた時には
「こいつら今はこんなことやってるけど
そのうち互いに憎み合い殺し合う関係なんだよな…」とか思っていたのですが
ぶっちゃけそこまで憎み合う感じではなかったので、だからこそですね。

というわけで結末についてはちょっとしっくりこなかった感はあったものの
プレイ中のモリモリ冒険してる雰囲気は最高。
序盤、ナラクを降りて来た時の高揚感や
最初に上野、新宿、池袋、渋谷、天王洲にたどり着いた時の
「次は何が起こるんだ」的な盛り上がりはすごい。
徐々に東京の現状や、過去の経緯・伏線が解き明かされていくのが
やっぱり面白いですね。ミカド国の歴史ってそういうことだったのか!っていう。

あとバランスに関しては色々言われているようですが個人的には文句なし。
一番最初で多少苦労はしましたが、そこだけ乗り越えればあとは普通です。
ぶっちゃけもう少し後半はきつくてもよかったのでは、という感じでしたが
前記のとおり私が寄り道しまくってレベルが上がりに上がってたというところはある。

というわけで全然まとまってないですが、長く楽しめるこのゲーム。
さすがアトラス!次のデビルサバイバー2にも期待しています。発売日いつだ!

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気付いたら7月終わってました。

いやー、もうなんていうか1日1日たつのがホントにはやくて。
7月はホントにあっという間でした。たいして何もしてない。
たいしてっていうか、ホントに何かした記憶がない。
仕事の配分がちょっと変わったり、同じ部署のメンバーが出張でいなかったりで
業務のしわ寄せがぐぐっと来ているところに
突発的な業務が降って湧いてきててんてこ舞いしていた印象。そういうこともあるよね~。

ゲームはメガテン4をやってます。いよいよクリアというところ。
また感想はクリア後にまとめて書きたいと思っていますが、
今回はニュートラルルートにうまいこと入り込めたので満足しています。
とはいえニュートラルルートに入ってからの
なんというか、青臭い雰囲気は何かしらの違和感を感じなくもない。
そのへんもまとめて書いていきたいところ。来週には書けるかな。

メガテン4をクリアしたらどうしようかなぁ、と思っています。
とりあえず今んところやる予定でいるゲームは
  • 8月8日発売 熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲
  • 秋発売予定 DEVIL SURVIVOR2 BREAK RECORD
  • 11月7日発売 METAL MAX4 月光のディーヴァ
この3本。
とりあえずくにおとMM4は予約済みですが、デビサバ2はアトラスがあの調子なので
ちゃんと出てくれるか少し心配。楽しみにしているのでがんばってもらいたい。マジで。
くにおくん自体は前作の熱血硬派くにおくんすぺしゃるから予想するに
おそらく20時間とかからずサクッと楽しめると思うので、
そうなってくるとデビサバ2が冬以降にずれ込んだ場合ちょっと手が空いてしまうなぁ。

というわけでこれはやっといたほうがいいよみたいなRPGがあれば教えてくれると嬉しいです。
ただし機種はDSか3DSに限る。
PSPがあったら天外魔境やポポロクロイスや幻想水滸伝に手を付けてるところだ。

たろちんの生放送が始まったのでここらで。ではでは

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[この記事はオフ会後にもやもや考えたことを書きとめといたものです]

[書いた後にちょっと寝かしておいたので今見るとなんだか恥ずかしくもある]


まえの記事を書いてからいろいろ考えてみたんですが、
ちょっとしっくりいく考えに至ったので書いておきます。
多分、過去の私が求めていたものと
今の私が作れるものとの間にひどく矛盾があるんじゃないかと。

もうちょっと詳しく書くと、
この程度のクォリティはあってしかるべきという過去の自分が作り上げたハードルが
今の制作スタイル、もっと広く言うと生活のリズムでは越えられないものなのではないか、
と思うにいたりました。

過去の自分が作品を重ねて公開していく中で無意識に高めて行ったハードルは
過去の作品以上のモノを作らなければならないという
無意識下でのプレッシャーから生み出されたものだと思います。
当然このハードルを知らず知らずのうちに意識しながら
高品質な作品を作りたい、作らなければと心がけていましたが
いま私がおかれている生活環境においてこのハードルをクリアするためには
単純にかなりの期間をかける必要があるんだろうなと。

この期間と言うのがミソです。

昔であれば時間と力をわっと集中的に注力していく、
割り当てていくことで短期間にできていたことが、
それが困難になった現在の生活リズムでは
どうしても長い期間をかけてじっくりと作っていかなければならない。
それには過去の制作スタイルでは求められなかったレベルの
長期的な集中力の継続が求められます。
要するに断片的で切れっぱしのような時間がそれこそ膨大に集まったものに対して
それぞれに集中力を切れ目なく、途切れることなく注いでいかなければならない。

で、それが今の私にはないと。

そのアンバランスでもって私の制作スタイルは破綻を喫してしまったと。
そんなふうに思うにいたりました。

これを解消するにはざっと考えて以下の方法があって、
  1. 生活リズムを過去のような形に戻す
  2. 集中力を高めるトレーニングを行う
  3. ハードルを下げる
現実的に考えるとハードルを下げるのが妥当なんでしょうね。

ハードルを下げる、というとひどく言い方がネガティブですが
今の身の丈にあったハードルをもう一度策定するということかな。
そうしてとりあえず作ったハードルに対して
また、ハードルを高めていく作業を行っていくと。
そうしていけばそのうちベストな折衷案が見つけられる気がします。

なんかいろいろと言い訳じみたことを書いてきましたが
とりあえずクォリティに対するプライド的なところは一旦捨てて
完成させられるクォリティというところをひとつ意識して取り組んでいきたいです。
めんどくさいところは極力避ける。作成に時間がかかりそうなところは手を抜く。
ひとまず不要なポイントに対しては力をかけない。
そうしたスタンスでまずは完成させることを目的にやっていこう。

それでできあがったゲームがクソゲーでも、
まぁ、それが今の私にできる精いっぱいということで。
できあがらないと評価もクソもないからなぁ。

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3DS版DQ7をクリアしました!




いやぁ、プレイ時間こそホントに長かったですが
終わった時にはそれらを全部納得させるほどの爽快感、納得がありました。
実に楽しかった!素直に感動しました。
ああ、そういうことがやりたかったんだな!っていう感じ。すごくよくわかる。

もうどれだけのサイトで言われたことか分かりませんが、
要するにこれはスタンドバイミーなんですよね!
エデンの戦士であるところのガキんちょたちが平和な毎日に飽きてしまって
ちょっとした刺激を求めて旅に出ると!
上に貼ったCMの動画そのまんまのあのガキんちょたちですよ!旅に出るんですよ!
その旅の中ではそりゃもう色んな事があるわけですよね。
大人たちの保身から来る裏切りを見ることもあれば、
なんとも情けない過去の改ざんを見ることもある。
分かりあえない人々の争いを見ることもあったし
報われない恋の行く末を覗き見ることもありました。
どれもこれも故郷の平和な村に閉じこもっていたこれまでの生活では
触れることのなかったような経験ばかりだったんだと思います。

そうした旅の色々な思い出を経て、
世界の大きな問題すらも解決するほどに大きくなった冒険を片づけて
村に帰ってくる主人公ですが、この主人公が他のDQと違うのは
結局もとの生活に戻っていくところですよね!
そこがいいんだ!あ、そこがやりたかったんだなって思わせるんですよ。
色んな事があって成長した彼らはひと夏の冒険を経てひとつ大人になると!
周りの大人たちもそれを感じとって、受け入れてくれると!
当然スケールから行ったらとんでもないことをしてるわけですから
故郷に戻ってうんぬんという形ではないエンディングもできるわけですけど
そうじゃないと。このDQはそうじゃないぞと。そこが異色だけど、いいんだなぁ。

旅の途中では一緒に旅に出た兄貴分のキーファが
彼なりの目標を見つけて道を別にしますが、またそれもいいですよね。
ぶっちゃけRPGをやってる側からすればシステム的にそれどうなんだともなりますが
もうね、クリアしてみたらそんな憎しみも無いですよ!
「ああ、ホントによかった!」ってもうほんとそれだけ。
旅をして、それぞれに目標を見つけて、道は別々になってしまったし、
もう会うことも無いんだけれど、それでも心のどこかではつながっていて、
俺たちはずっと友達だぜっていう、それがやっぱり少年の友情であってほしい!
もうほんとすがすがしいまでのジュブナイルストーリーですよ!

クリアする前にも結構色んなところでいろんな人たちに聞かれるんですよね。
「お前はこの旅が終わったらどうするんだ?」「父さんの家業を継ぐのか?」とかね。
そのへん、なんというか、もとの生活が崩れてないんですよ。
他のドラクエと大きく違うのがもうまさにここで、
主人公には帰るところも帰る生活もあるし、みんなもそうだと思ってる。
でも少年はこれまでの生活の中で、あの限られた村、閉ざされた島以外の
生活や人々、生き方を目の当たりにしてるわけで
そんななか主人公がどういう選択をしていくのかっていうのがこのゲームなんです!
このストーリーの熱さ分かりますか!
だからこそあえて言わせてもらえれば一見シンプルに見えるエンディングまでの流れは
主人公の言葉には出さない強い意志があってこその船出なんだと思わせます。
あの瞬間、主人公の行動に対する選択肢は完全にプレイヤの私にはなく、
ゲームの中の彼自身が選んだ道だったんだなと思わせます。
そういう意味では少しドラクエらしくはありませんが、
だからと言って文句を言うつもりは全くない!まったくもってすばらしい!
実に清涼感あふれるエンディングでした!

「ひとは、誰かになれる」というキャッチコピーも
エンディングを迎えてみればこれほどまでにしっくりくるものもありません。
旅を終えて、何者でもないガキんちょだった主人公たちは
様々な経験を通して何者かになったんだと理解しています。
我々だって考えてみれば、様々な環境の中で様々な人々との触れ合いを通し
数え切れないほどの経験を通してあの時見ていた、思い描いていた
誰かになったんだと思います。すばらしいキャッチコピーですよね。

最後に少しだけシステム的なところを言えば、
シンボルエンカウントになったことで、あれだけ苦痛だった敵との遭遇が
なんだか楽しくなってしまい、序盤から高レベルを維持して進んだが故に
会う敵会う敵ほとんど瞬殺できてしまうほどでした。あまり苦戦はしなかった。
ダーマの神殿後、職業レベルがぜんぜん上がらなかったんですが
すれ違い石板のダンジョンでは比較的容易に上がることに気づいてからは
そんなことで気をもむ必要もなくなりましたしね。

ドラクエでは毎回、主人公以外のキャラクタのコマンドはAI任せでやってるんですが
今回はAIがかなり賢く、そのままラスボスを倒せるくらいでした。
AIだとキャラ一人一人がホントに意思をもって考えて闘ってるみたいでいいんですよね。
アイラやマリベルが腐った死体を躊躇せずに舐めまわすのには少し驚きましたが。
それがプロのお笑い芸人というものか。

プレイ時間はぴったり70時間。
長いゲームではありますが、途中で詰まないような配慮がそこかしこにある上に
今はネットで攻略法を簡単に検索できる世の中です。
ぜひぜひみなさんプレイして、エンディングを見て、すがすがしい気分に浸って頂きたいです!

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